2000年秋冬シーズン、アメリカにて「ジョン バルベイトス」がスタート。
ジョン バルベイトスはアメリカのファッションブランド。ロックなど音楽からインスピレーションを受けたモダンなテーラードスタイルとカジュアルウェアが人気。ウェア中心にスタートしたが、展開の幅を広げ、バッグ、香水、靴、アイウェア、小物と幅広く展開している。
ブランドの創業者ジョン バルベイトス(John Varvatos)は、アメリカのデトロイト生まれ。ギリシャ系アメリカ人。
80年代、ポロ・ラルフローレンにて活躍した後、カルバン クラインのメンズ部門でヘッドデザイナーとしてキャリアを積む。ブリーフとボクサーショーツの長所を組み合わせた「ボクサーブリーフ」を考案し、メンズ下着の常識を塗り替えた。1992年、ラルフ ローレンに戻る。「ポロ・ラルフローレン」にてメンズデザイン部門のバイスプレジデントとして活躍。
2000年秋冬シーズン、自身の名を冠したブランド「ジョン バルベイトス」をスタート。同年ニューヨーク・ソーホーに初の旗艦店をオープン。当時、黒が主流だったのに対し、あえて黒を用いない“ブラックレス・コレクション”を打ち出して強い注目を集めた。
2001年、コンバースとコラボレーションでシューズラインを展開。以降、シーズンごとに新作モデルを発表している。
CFDAの新人メンズデザイナーに送られるペリー エリス賞を受賞し、ブランド設立からまもなく大きな話題を集める。2001年、はCFDAのメンズデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。(この賞は2005年にも受賞している。)
2003年、ノーティカ(NAUTICA)の傘下に入る。(後に、その親会社であるVF Corporationの傘下に入る。)
2004年、資生堂の子会社、「JV Fragrances & Skincare」と提携してメンズ・フレグランスをスタート。この提携は続き、2008年に、レディースフレグランス「John Varvatos」を発表している。2006年、アイウェアのコレクションをスタート。
2008年、伝説のロッククラブ「シービージービー(CBGB)」がかつてあったボウリー通り315番地に新店舗を構えた。2020年に破産し、その後、2024年に刷新するかたちで再建。
2025年、原宿キャットストリートに日本初となる直営店舗をオープン。