ヴィヴィアン・ウエストウッド青山旗艦店オープンを祝したミニショー、ブランドのDNAで溢れさせて
ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の旗艦店「ヴィヴィアン・ウエストウッド 青山フラッグシップ店」が、2025年9月20日(土)に移転オープン。オープンに先駆けて、店内にてミニショーが開催された。
ヴィヴィアン・ウエストウッドのDNAを散りばめて
漆塗り風に塗り上げた格子や、ヴィヴィアンによるハンドペインティングのプリントを配した壁に囲まれたヴィヴィアン・ウエストウッドの青山フラッグシップ店。オープンを記念したミニショーは、そんな青山店の1階と2階の空間を存分に生かし、日本らしさを取り入れたここだけのショーとなった。
その日本らしさをはっきりと感じ取れるのが、雅楽に欠かせない笙による音色だ。美しいホワイトの装束に身を包んだ演奏者がゆっくりと歩みを進め、演奏しながら階段を下り、1階へ。笙の音色が、1階と2階にいるすべての人に、ショーの始まりを告げた。
タータンチェックや鮮やかな赤で強調するブランドらしさ
ミニショーは、全3パート・5ルックずつに分けて展開。まず1パート目では、ブランドのDNAを存分に落とし込んでいるのが特徴だ。たとえば、秋の気配を感じさせるレッド×グリーン×イエローのタータンチェック。ふっくらと、またねじれを加えたタイトなラブジャケットとスカートが登場し、ブランドの象徴的なテキスタイルを強調した。
もちろん、アイコニックな“ラブジャケット”の存在も特筆すべきだろう。ラペル部分で大きくハートを表現した、ブランドを象徴するアイテムの1つだ。2025年秋冬では、「ストーミージャケット」と名付けたラブジャケットを提案。嵐でねじれてしまったかのようなラペルが目を惹く、従来のラブジャケットとは一線を画すデザインを採用した。ヴィンテージライクなボタンもポイントだ。
カジュアルさをプラス
続く2パート目は、ブランドのDNAを示しつつ、よりカジュアルな雰囲気に。ヴィンテージ感のあるデニムを使用したペプラムトップスやスカート、艶やかなサテン素材のトップスやハーフパンツが、ラフな表情をつくりあげている。
特に、チェックシャツにカーディガンをはおり、イエローのタータンチェックトラウザーを合わせたルックに注目。ウエストのレイヤードデザインが、起き抜けにも着替え途中にも見え、ふっと肩の力を抜いたようなリラクシングなムードに。
ドレッシーに、セクシーに
ラストを飾る3パート目は、とびきりエレガントな装い。これから舞踏会にでも出かけられそうなドレッシーかつセクシーなルックが勢揃いする。
ブランドのアイコンともいえるコルセットをベースにした、エンジェルの羽にもハートにも見える、胸元のディテールが目を惹くチュールドレス、2026年春夏のブライダルコレクションにて披露された洗いをかけたようなふんわりとしたシースルードレスなどが、ショーのフィナーレを優雅に飾った。
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