1993年、アメリカで「マウンテンハードウェア」創業。
マウンテンハードウェアは、創業当初から一貫して「8000mを超える過酷な山でも使える、高品質で耐久性のあるウェアおよびエキップメントを作る」をコンセプトとして掲げる。
「山のために作る」という発想のもと、ミニマルなデザインに、過酷な環境での操作性・可動性など機能面を追求。耐久性・信頼性・高品質を大切にしてきた。高所用スーツに象徴されるパターン、縫い目の処理、軽量化と強度バランスを考慮している。
マウンテンハードウェアの拠点はカリフォルニア州リッチモンド。歴史的建築「フォード・ポイント」を拠点に、アスリートと協業した開発やフィールドテストを実施。クライマー/アルピニスト/マウンテンスポーツのアスリートらのニーズに答えるアイテムを展開している。
代表アイテム
・アブソリュート ゼロ スーツ(Absolute Zero Suit):高所登山の象徴的スーツ。極低温・強風・低酸素に耐えるための断熱・防風・操作性を総合的に追求。
・ゴースト ウィスパラー(Ghost Whisperer) ダウン:超軽量ダウンの定番シリーズ。
・”モンキー/ハイロフト”(Monkey/High Loft) フリース:厚みのあるロフトで、高い保温力と軽さを両立したフリースのロングセラー。
・ストレッチダウン(Stretchdown):単一のストレッチ生地からバッフルを”織り出す”構造のダウンシリーズ。
1993年、米カリフォルニア州で創業。創業メンバーは”大量消費ではなく現場のための装備づくり”を掲げ、登山・クライミング分野に特化したハードユース志向のブランドとして「マウンテンハードウェア」をスタート。
1990年代後半には、高所登山用スーツ(のちの アブソリュート ゼロ 系)を遠征で発表し、過酷な環境での信頼性を実証。
2003年、コロンビア・スポーツウェア(Columbia Sportswear)の傘下に入り、グローバルでの展開を強化。
2000年代後半~2010年代初頭にかけては、ラミネーション防水のアウトドライをグローブに導入し、耐水圧×透湿性×耐久性のバランスを保った独自の防水透湿ドライQを発表。溶着、テーピングを活かしたクリーンなデザインと軽量化を確立。
2010年代、超軽量ダウンのゴースト ウィスパラー、ストレッチ系ダウンのストレッチダウン、ハイロフト・フリースなど、インナーからアウターまでランナップを増やしていった。