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ル・コルビュジエ晩年の絵画・素描を紹介する小企画展、国立西洋美術館で - 自然の形と幾何学性の調和

小企画展「調和にむかって:ル・コルビュジエ芸術の第二次マシン・エイジ ─ 大成建設コレクションより」が、東京・上野の国立西洋美術館にて、2022年9月19日(月・祝)まで開催される。

ル・コルビュジエ晩年の絵画と素描を紹介

ル・コルビュジエ晩年の絵画・素描を紹介する小企画展、国立西洋美術館で - 自然の形と幾何学性の調和|写真1

小企画展「調和にむかって:ル・コルビュジエ芸術の第二次マシン・エイジ ─ 大成建設コレクションより」は、1887年にスイスで生まれフランスで活躍した建築家・画家、ル・コルビュジエによる、晩年の絵画と素描を紹介する展覧会だ。

第二次世界大戦前、ル・コルビュジエは機械万能主義に基づいて、いわゆる第一次マシン・エイジ(機械時代)と呼ばれる芸術傾向を示していた。しかしこれは、大戦による荒廃やその後も続いた冷戦による脅威から再検証を迫られ、ル・コルビュジエはモダニズムを支えとしつつも、人間の感情や精神的必要性に寄り添って社会の要求に応答することを考えるようになる。以前は単に幾何学的な動物と捉えられた人間の生活に、詩的な有機性を吹き込もうと試みたのだ。

こうした考えを反映して、ル・コルビュジエの絵画も、比例と幾何学によって明快に構成された初期のピュリスムから大きく異なる方向へと展開した。1930年代半ばより彼は、骨や貝殻、人体といった自然界に存在する形と、厳格的な幾何学的構図の融合を試み、手や複数の顔を有する牡牛などのモチーフを散りばめた独自の象徴世界を生みだすようになる。人間と機械、感情と合理性、そして芸術と科学の調和を目指すこうした芸術傾向は、第二次マシン・エイジ(機械時代)と呼ぶことができよう。

本展では、大作《牡牛XVIII》をはじめとする絵画作品と、制作過程を示す素描を展示し、ル・コルビュジエ円熟期の絵画制作の展開に光をあてる。

展覧会概要

小企画展「調和にむかって:ル・コルビュジエ芸術の第二次マシン・エイジ ─ 大成建設コレクションより」
会期:2022年4月9日(土)〜9月19日(月・祝)
会場:国立西洋美術館 新館1階 第1展示室
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は9:30~20:00)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(5月2日(月)、7月18日(月・祝)、8月15日(月)、9月19日(月・祝)は開館)、5月30日(月)〜6月3日(金)、7月19日(火)
観覧料:一般 500円(400円)、大学生 250円(200円)
※本展は、常設展の観覧券、または展覧会「国立西洋美術館リニューアルオープン記念 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで」展の観覧当日にかぎり、同展観覧券で観覧可
※( )内は20名以上の団体料金(オンラインにて要事前予約)
※高校生以下および18歳未満、65歳以上は無料(入館時に学生証または年齢の確認できるものを提示)
※心身障害者および付添者1名は無料(入館時に障害者手帳を提示)
※5月18日(水)(国際博物館の日)は本展および常設展は観覧無料
※6月27日(月)に一部作品の展示替えを実施

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Photos(1枚)

ル・コルビュジエ晩年の絵画・素描を紹介する小企画展、国立西洋美術館で - 自然の形と幾何学性の調和|写真1

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