fashionpress[ファッションプレス]

fashionpress x fashionpress instagram 検索
menu

fashionpress[ファッションプレス]

share_icon
  1. トップ   /  
  2. ニュース   /  
  3. 映画   /  
  4. インタビュー

芸人が1番かっこいい

バカリズム インタビュー|写真3

Q:プレッシャーを感じながらも芸人を続けるのはなぜですか。

僕は、芸人が1番かっこいいし、1番偉いと思う。高校生くらいのときから憧れた芸人にちゃんとなって、ずっと芸人でいるってことは一貫して変わらない。

脚本なども担当させていただいていますが、あくまで芸人として脚本を書いているだけで、脚本家にはなっていません。ずっとバカリズムで通しています。

なので、脚本家って言われちゃうことがいやなんです。だって、自分が一番かっこいいと思っているものよりも、ちょっと何番目かのものになっちゃいますからね、せっかく芸人になれたのに、勝手に肩書き変えないでもらえますか?って(笑)。

今後、僕が脚本家だの、クリエイターだの言いだしたら、それは完全にぶれている証拠。よっぽど大人の事情がない限りはこれでいくと思います。本名にしたり、肩書きが変わっていたら「あれっ」って思ってください(笑)。

映画『架空OL日記』より
映画『架空OL日記』より
©2020「架空OL日記」製作委員会

Q:これから作りたいものはありますか?

書きたい、作りたいというのは、今はありません。というのも、今はありがたいことに、やりたいことをやらしていただいている環境で、書きたいことがなかなか出せずに溜まっているというよりは、オファーをくださったところに絞り出している感覚に近い。

なので、作品の精度をより上げていくというところを大切にしたいです。出来上がった作品を5年後に見返して、今と同じように見れていたら、それは成長していないということですから、「あ~まだ若いな」「今だったらこうするな」って思えるようになっていないといけないと思うんです。

Q:過去のネタはよく見返すんですか。

はい。コントにしても脚本にしても、「今ならここもうちょっと丁寧に書くな」「こういう構成にするな」って思いながら見返しています。特に脚本だけを担当したものは、客観的に見れるので見返すことが多いですね。これからも「いまの自分だったらこうする」っていう新しいアイデアが出るように成長していきたいです。

映画『地獄の花園』より
映画『地獄の花園』より
©2021『地獄の花園』製作委員会

Q:作品作りのモチベーションは?

褒められたらいいなって感覚。30代くらいの頃は、モテたいとかもあったんですけど、脚本をやってもモテることは結局ないことがわかったので。結婚できたからいいや、後は褒められたい(笑)。

ただ、作品をたくさん残したいって気持ちはあります。生きているうちに少しでも多く、作れたらいいなと思っています。

バカリズム インタビュー|写真6

Q:それは作品作りが好きだからですか?

作品作りは全然好きじゃない、大変ですもん。

一度、日本映画専門チャンネルで「24時間バカリズム専門チャンネル」という、僕の作品をひたすら1日中流すという番組を作っていただいたときに、作品をたくさん作ってよかったなって思ったんです。たくさん数を作ったからこそやってもらえたんだなって。

大物の方が亡くなったとき、その方の作品を流し続ける特集ってあるじゃないですか。それって、それだけの作品数を残してきたからできること。なので自分が死んじゃったときに、そういう番組が残ればいいなって心のどこかで思っています。

【作品情報】

バカリズム脚本の映画『地獄の花園』が2021年5月21日(金)に全国ロードショー。主演に永野芽郁、"カリスマヤンキーOL"役に広瀬アリスを迎え、向田邦子賞・ギャラクシー賞受賞作品を映画化する。菜々緒、川栄李奈、小池栄子など、豪華キャスト陣によるOLたちの壮絶なバトルシーンは見物だ。

映画『地獄の花園』
公開時期:2021年5月21日(金)全国ロードショー
脚本:バカリズム(向田邦子賞、ギャラクシー賞受賞)
監督:関和亮
出演:永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一/小池栄子
主題歌:LiSA「Another Great Day!!」

Photos(7枚)

バカリズム インタビュー|写真1 バカリズム インタビュー|写真2 バカリズム インタビュー|写真3 バカリズム インタビュー|写真4 バカリズム インタビュー|写真5 バカリズム インタビュー|写真6 バカリズム インタビュー|写真7

Photos(7枚)

キーワードから探す