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役者として“ものを作る”

遠藤憲一 インタビュー|写真3

「ものを作る」ということが、遠藤さんの役者としてのキーワードのような気がします。

たしかに「芝居をする」ということよりも、「ものを作る」ことが好きなのかもしれない。あくまでも、そこに役者という役割で参加しているイメージ。監督、脚本家、カメラマンとかいろんな役割があるけど、たまたま役者という部署に配属された、という感じです。

本当は、もっと裏方の仕事をしたいという想いもあるんだけど、今は役者でものづくりの一端を担っています。

では、そもそも役者になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

電車の中吊り広告で、タレント養成所の募集広告を見て、興味本位で応募してみたのがはじまり。高校を中退して、バイトばかりやってたんだけどどれも続かなくて。役者になろうと思ったきっかけも、初めはアルバイト感覚でした。

それまでのアルバイトは続かなかったのに、役者という仕事は今日まで続いている。役者の仕事には、何か惹きつけられるものがあったのでしょうか。

役者になって劇団に入ることになったんですが、この時に「ものを作る」ことが好きって気づいたんでしょうね。それが今日まで続いている。

遠藤憲一 インタビュー|写真7

「ものを作る」ことが好きと気づかせてくれたのが、役者の仕事だったと。

「ものを作る」ことに関する勉強は、不思議とできた。それまでは高校を中退するくらい勉強するのが嫌だったのに。それが、好きってことだと思うんだよね。

それまで本なんて一冊も読んだことがなかったのに、演出家に「勉強しろっ」て怒られて、読書してみたら面白かった。そこから音楽を聴いたり、絵を見たり。演じるためにいろんなことを吸収していくようになっていきました。

ベテランになった今でも、演技の幅をますます広げていると感じます。

役者として軌道にのってきた頃は悪役が多かったけど、NHKの朝ドラのオファーを受けてからだんだん普通の役もくるようになって。今は『バイプレイヤーズ』みたいなコミカルな役もけっこう多い。

独立してからは、女房がマネージャーなんで、彼女がいろいろな出会いを持ってきてくれたというのも大きかった。それから、面白い企画を出してくれるスタッフさんたちのお力で、ここまでこれたというのもあります。いつもギャグばっかりいっちゃってるから、たまには真面目に、本音を言っておかないとね(笑)。

【作品情報】
『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』
公開日:2021年4月9日(金)
出演:田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、有村架純、天海祐希、役所広司、木村多江、岸井ゆきの、北村一輝、でんでん
監督:松居大悟
脚本:ふじきみつ彦、宮本武史
主題歌:Creepy Nuts「Who am I」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

©2021「映画 バイプレイヤーズ」製作委員会

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