映画『見はらし世代』が、2025年10月10日(金)にBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開される。主演は黒崎煌代、共演に遠藤憲一。
映画『見はらし世代』は、再開発が進む東京・渋谷を舞台に、母を亡くして以来父と疎遠になった青年・蓮が、家族との関係を見つめ直していく姿を描いた作品。監督と脚本を手掛けたのは、これが初の長編映画作品となる気鋭の若手監督・団塚唯我。本作は、第78回カンヌ国際映画祭にて監督週間の上映作品に選出されており、日本人監督としては史上最年少での快挙となった。
物語は、胡蝶蘭の配送ドライバーとして働く蓮が、配達中数年ぶりに父・初と再会したことから始まる。蓮は結婚を控えた姉・恵美に父について話すも、そっけない態度を見せる。もやもやとした気持ちを抱える蓮は、家族との関係を見直すことを決意する。渋谷の街で再び向き合おうとする彼らの日々を通じて、普遍的な家族の情景から都市の再開発がもたらす影響までを繊細に描き出す。
胡蝶蘭の配送運転手として働く青年・連を演じるのは、2023年のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」でデビューした若手実力派俳優の黒崎煌代。これが長編映画初主演となる。蓮の父親は、映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』や映画『スオミの話をしよう』などで存在感を示してきた遠藤憲一が演じる。この他、井川遥、木竜麻生、菊池亜希子、中村蒼といった実力派俳優が出演する。
主人公・蓮…黒崎煌代
東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く青年。配達中、疎遠になっていた父と数年ぶりに再会し、もう一度家族の距離を測り直そうとする。
初…遠藤憲一
蓮の父。ランドスケープデザイナーとして働く。
由美子…井川遥
蓮の母。
恵美…木竜麻生
蓮の姉。結婚を控えており、将来に悩んでいる。
再開発が進む東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く青年、蓮。ある日、蓮は配達中に父と数年ぶりに再会する。姉・恵美にそのことを話すが、恵美は一見すると我関せずといった様子で黙々と自分の結婚の準備を進めている。母失って以来、姉弟と父は疎遠になっていたのだ。悶々と日々を過ごしていた蓮だったが、彼はもう一度家族の距離を測り直そうとする。変わりゆく街並みを見つめながら、家族にとって、最後の一夜が始まる。
【作品詳細】
映画『見はらし世代』
公開日:2025年10月10日(金)
監督・脚本:団塚唯我
出演:黒崎煌代、遠藤憲一、井川遥、木竜麻生、菊池亜希子、中村蒼
配給:シグロ