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芦田愛菜にインタビュー - “演じることがただ純粋に好き”、読書&猫好きな一面も

映画『星の子』で主演を務めた芦田愛菜にインタビュー。幼少期から子役として活動し、近年では映画『海獣の子供』で主人公の声優を務めるなど、幅広く活躍を続けている芦田愛菜。『星の子』では、思春期真っ只中の中学校3年生のちひろを演じ、「信じる」ことに対して揺れ動く繊細な心情を表現した。

撮影:岡本英理
撮影:岡本英理

今回は、そんな芦田愛菜の等身大の姿に迫るインタビューを実施。演技の原動力や、読書好きとしても知られる芦田愛菜の本の選び方、現在夢中になっているもの、好きなファッションなどを紐解いていく。

“本がいつも隣に”、本の選び方や好きなジャンル

映画『星の子』より
映画『星の子』より

芦田さんが主演を務めた映画『星の子』は、今村夏子さんの小説『星の子』が原作でしたね。

はい。原作の小説を読んだ時に、私が演じた“ちひろ”という女の子は「境目にいる人」だと思ったんです。自分の考えとは違うと思っていても、大切な人の考えを信じてみようと思ったり、正しいか間違っているかの判断だけでなく、自身や周りにいる人の想いによって見え方が変わってしまったり……。色々悩んで考えて、様々なところに揺れ動いていくけれど、最終的にちひろがどこに行き着くのかはわからない。

ちひろが今後どうなっていくのかは読者の想像の余地に委ねる形になっていますよね。

あえて終着点を具体的に描かないことで、「幸せであってほしいな」という希望が持てる終わり方になっていたと思います。『星の子』の他に、今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』という小説も読んだのですが、やはり「境目にいる人」が描かれているなあと感じて。とても印象的でした。

映画『星の子』より
映画『星の子』より

芦田さんは“読書好き”としても知られていますが、読書が好きになったきっかけはありますか?

何かきっかけがあって読書を好きに“なった“というよりは、“いつも隣にあるのが本だった”という感じです。小さい時から両親が図書館で本を借りてきてくれて、本が無いなんて考えられないというくらい、常に本が身近な存在でした。

読む本を選ぶ時はどのようにして選んでいるのですか。

本を選ぶ時は、割と“ジャケ買い”派で、題名や表紙に惹かれて買う本が多いです。本との出会いを楽しむというか、本屋さんに行って、実際に本を手に取って見るのが好きなんですよね。もちろん話題になっている本を調べて買うこともありますよ。

撮影:岡本英理
撮影:岡本英理

好きな本のジャンルはありますか。

特にこのジャンルが好き、というのは実はあまり無くて、どんな本も好きです。強いて言うなら、最近はミステリーが好きですね。

ミステリーのどんなところが好きですか。

最後にはっとするような結末があったり、どんでん返しがあったり。謎めいたストーリーを自分で推理しながら読むのが面白いですね。「犯人はあの人なのではないか……?」とか考えながら読んでいます。

ミステリーの醍醐味ですね。では、読書の魅力とは何だと思いますか。

色々な世界に行けることです。本を広げれば自分のいる世界とは違う世界が広がっていて……。その本の世界の中で生きる登場人物たちが色々考えたり、感じたり、行動したり、その体験を読者の私も疑似体験できるところが、読書の魅力だと思います。

演技について

映画『星の子』より
映画『星の子』より

これまで映画やドラマ、声の出演など、様々な作品において演技されている芦田さん。芦田さんにとって演じることへの原動力とは何でしょうか

本当にただ演じることが好き、という気持ちがモチベーションになっていると思います。読書を好きなことにも共通するかもしれませんが、自分じゃない誰かを演じたり、その気持ちを考えたりすることがすごく楽しい。純粋にお芝居することが好きなんです。

演じる上で大事にしていることは何ですか。

演技に限ったことではないかもしれないのですが、いつも感謝することを大切にしたいな、と思っています。「ありがとうございます」と口に出して言うことと、自分はたくさんの方に支えていただいて今カメラの前にいる、皆で作品を作っているのだという気持ちを忘れずに大切にしようと思っています。

とても素敵なことだと思います。

両親にも「お礼や挨拶を大切にしなさい」と日頃から言われていて。やっぱり口に出して感謝を言うほうが気持ちは伝わりますよね。

映画『星の子』より
映画『星の子』より

演技の他にもバラエティ番組の出演やCM出演など幅広く活動されていますね。

色々な事を体験させていただいて、すごくうれしく思っています。まずは目の前のことを1つ1つ、しっかりやっていくことを大切にしていきたいです。先を見通していくことも大切なのですが、身近なところから、私のやるべきこと、私にできることを一所懸命にやっていきたいですね。

猫に夢中!&好きなファッションは?

今一番夢中になっていることは何ですか?

最近やっと念願の猫を飼い始めました!ずっと飼いたいと思っていたので、本当に毎日毎日かわいくてしかたありません。猫が家で待っていてくれている、と思ったらどんなことでも頑張れる気がします。今の私の生きる糧と言っても過言ではないくらい…(笑)、“猫ちゃん”沼にはまっています。

念願の猫ちゃん、おめでとうございます!何かきっかけがあったのでしょうか。

友達が猫を飼っていたのですが、その猫ちゃんがとても人懐こくって。その友達の家に遊びに行った時に、猫ちゃんがドアの前で私のことを待っていてくれたり、ずっと私について来てくれたりして、本当にものすごくかわいくて!一気に猫派になりました(笑)。あ、でも犬も好きですよ(笑)!

ズッカ ワンピース 46,000円+税(エイ・ネット TEL:03-5624-2626)
靴 スタイリスト私物
撮影:岡本英理
ヘアメイク: 久慈拓路(KIBI)/スタイリスト: 浜松あゆみ
ズッカ ワンピース 46,000円+税(エイ・ネット TEL:03-5624-2626)
靴 スタイリスト私物
撮影:岡本英理
ヘアメイク: 久慈拓路(KIBI)/スタイリスト: 浜松あゆみ

ファッションについても教えてください。映画も含め様々な衣装を着ていらっしゃいますが、普段はどのような服が好きですか?

普段は“シンプルイズベスト”というか、カジュアルな洋服が好きですね。白Tシャツをかっこよく着こなせる人になりたいです。シンプルなのにおしゃれに見える着こなしってかっこいいな、と思って。

シンプルなアイテムの着こなしこそ難しかったりしますよね。

白Tシャツも形が色々あるじゃないですか。だからどんな形を選ぶかもそうですし、白Tに合わせるならどんなスカートが可愛いかなとか、ちょっと形の変わったズボンを合わせようかなとか……、どんな風に着たらおしゃれなんだろうって色々考えるのが楽しいですよね。

【映画情報】
映画『星の子』
公開時期:2020年10月9日(金)
出演:芦田愛菜、岡田将生、大友康平、高良健吾、黒木華、蒔田彩珠、新音、永瀬正敏、原田知世
監督・脚本:大森立嗣
原作:今村夏子『星の子』(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
配給:東京テアトル、ヨアケ

■あらすじ
⼤好きなお⽗さんとお⺟さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった幼少期のちひろを治した“あやしい宗教”を深く信じていた。中学3年になったちひろは、⼀目惚れしてしまった新任のイケメン先⽣に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を⾒られてしまう。そして、彼⼥の⼼を⼤きく揺さぶる事件が起きるー。

©2020「星の子」製作委員会

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