企画展「川端龍子展 日本画壇に挑戦し続けた革命児」が、愛知の碧南市藤井達吉現代美術館にて、2025年9月13日(土)から11月3日(月・祝)まで開催される。富山県水墨美術館などでも開催された巡回展だ。
明治時代から昭和時代にかけて、激動の時代を生きた日本画家、川端龍子(かわばた りゅうし)。「会場芸術」を掲げ、圧倒的なスケールの超大作を手がけた龍子は、従来の日本画の枠にとらわれない個性豊かな作品を数多く残した。
当初は洋画家として歩み始めた龍子は、ボストン美術館で目にした日本の古美術に感銘を受け、日本画に転向。洋画の手法を取り入れ、次第に作品の巨大化を試みている。その後、自ら主宰した在野の日本画団体「青龍社」では、「会場芸術」を提唱。「床の間芸術」と呼ばれる従来の日本画とは異なり、展覧会会場で存在感を示す圧倒的なスケールの作品を発表していった。
企画展「川端龍子展 日本画壇に挑戦し続けた革命児」は、50年以上にわたる龍子の画業を展観する展覧会。《草の実》や《香炉峰》、《爆弾散華》といった代表作ばかりでなく、初期の洋画や龍子が表紙を手がけた雑誌などを集め、幅広く紹介する
企画展「川端龍子展 日本画壇に挑戦し続けた革命児」
会期:2025年9月13日(土)~11月3日(月・祝) 会期中に展示替えあり
[前期 9月13日(土)〜10月5日(日) / 後期 10月7日(火)〜11月3日(月・祝)]
会場:碧南市藤井達吉現代美術館
住所:愛知県碧南市音羽町1-1
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(9月15日(月・祝)、10月13日(月・祝)、11月3(月・祝)は開館)、9月16日(火)、10月14日(火)
観覧料:一般 1,000円(800円)、高校・大学生 600円(480円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※市内在住・在学の高校生、市内在住の65歳以上、各種障がい者手帳の所持者および付添者1名は無料(証明書を要提示)
【問い合わせ先】
碧南市藤井達吉現代美術館
TEL:0566-48-6602