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映画『NEW GROUP』(ニューグループ)が、2026年に全国で公開される。 主演は山田杏奈。
映画『NEW GROUP』は、「組体操」という集団行動を通して、人間の行動心理の深層をコミカルかつシリアスに描き出すSFサイコエンタテインメント映画。
映画『NEW GROUP』の象徴的なモチーフになっているのが、誰もが学生時代に一度は経験したであろう組体操の中でも、四つん這いになった際に手足や背中に伝わる感触が特に記憶に残る「人間ピラミッド」。劇中の高校では学校全体が組体操を「良いもの」として推奨しており、生徒たちは日ごとにそのピラミッドに加わり、積み重なっていく。
ある日、校庭で1人の生徒が四つん這いになり、それに続くように次々とできていく人間ピラミッド。その様子を呆然と見上げるのは、主人公・愛だ。異様な集団行動を通して、「自分の意思は本当に自分の決めているのか」を問いかける。
主人公・愛...山田杏奈
内気で目立たない、どこにでもいる女子高生。家庭に問題を抱え、自分の居場所を見つけられずにいる。
優
愛のクラスに転校生してきた。海外から帰国したばかりで日本の集団行動、風習に馴染めずにいる。また、自分をなかなか出すことのできない愛に対しては、苛立ちを感じていた。
主演を務める山田杏奈は、『ゴールデンカムイ』、『正体』など話題作に出演。今作では、家庭に問題を抱え、引っ込み思案な性格を持つ普通の高校生・愛を演じる。
原案・監督を務めるのは、2024年に商業映画デビュー作『みなに幸あれ』を手掛けた下津優太。「幸せは、人の不幸の上に成り立っている」というテーマで描き、国内外の観客に衝撃や歓喜、そして戸惑いを与え、注目を浴びた。
監督・下津優太コメント
「この物語は、山田杏奈さん演じる“愛”と、転校生である“優”の物語である。つまりは、私(I)とあなた(You)、これは私たちの物語である。人間ピラミッドは思考停止した日本社会の象徴。目を覚まし、団結することを願って」
主演・山田杏奈コメント
「組体操で攻撃？ピラミッド？と初めて台本を読んだ時はなかなか想像がつかなかったものの。笑
撮影が始まるとその世界観に少しずつ浸っていくような感覚がありました。自分の意思は本当に自分の決めていることなのか...いろいろなことを考えるきっかけにこの作品はなるかもしれません。とても刺激的な体験をさせていただきました！新感覚な映画になっています」
引っ込み思案な普通の女子高生・愛。愛のクラスにある日、転校生の優がやって来る。日本特有の学校での集団行動にうまく馴染めない。優はなかなか本当の自分を出せない愛の態度に苛立ちを覚えていた。
ある日、校庭で1人の生徒が四つん這いになり、動かなくなった。教師や友人がいくら声をかけても、頑なにその場を動こうとしない。やがて時間が経つにつれて、その生徒の隣には同じように四つん這いになる生徒が次々と並び始める。奇妙なことに学校側も、この人間ピラミッドを”良いもの”として、生徒たちに参加を促し始める。積み重なった生徒たちは皆、一様に穏やかな表情を浮かべている。次第に生徒たちは何も言わずに集まり、ただ従順にピラミッドに加わっていく。愛もまた、意識がもうろうとし、思わずそのピラミッドの一員になりそうになってしまう。
しかしこれは、その後地域全体を巻き込んでいく、恐るべき集団怪現象の序章に過ぎなかった。
作品詳細
映画『NEW GROUP』(ニューグループ)
公開日：2026年公開
原案・監督：下津優太
脚本：下津優太、佐原百子
出演：山田杏奈
製作：KADOKAWA、佐々木興業、ムービーウォーカー
配給：KADOKAWA
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