映画『旅と日々』が2025年11月7日(金)に全国公開される。シム・ウンギョンと堤真一が出演。
映画『旅と日々』で監督・脚本を務めるのは、『ケイコ 目を澄ませて』や『夜明けのすべて』など、作品を発表するごとに数々の映画賞を獲得してきた三宅唱。
つげ義春による漫画「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に、脚本家で韓国人の主人公・李と彼女が旅先で出会った男・べん造の邂逅を描く。脚本家の李視点から、李が人生と向き合っていく過程を綴っていく。やさしさと愛おしさあふれるまなざしで描写される、ひっそりと身を寄せ合う登場人物たちの姿に注目だ。
主人公の李役は、『新聞記者』や『七人の秘書 THE MOVIE』などに出演するシム・ウンギョン。ひょんなことから李と出会うべん造役は、堤真一が演じる。また、河合優実、髙田万作が出演する他、佐野史郎が1人2役にて出演を果たしている。
主人公・李…シム・ウンギョン
行き詰まった脚本家。つげ義春の漫画を原作に、脚本を書いた映画を大学の授業の一環で上映した際に、学生との質疑応答で映画の感想を問われ、「私には才能がないな、と思いました」と答える場面も。雪荒ぶ旅先の山奥でおんぼろ宿に迷い込み、宿主のべん造と出会う。
べん造…堤真一
やる気のなさそうな宿主。
渚…河合優実
日差しの強い夏の海に佇む、影のある女。
夏男…髙田万作
ビーチの似合わない男。ひとりでたたずんでいたところ、渚に出会い、何を語るでもなくなんとなくふたりで散策する。
映画『旅と日々』は、第78回ロカルノ国際映画祭のインターナショナル・コンペティション部門に選出。三宅唱がロカルノ国際映画祭に作品を出品するのは、『Playback』以来13年ぶりとなり、2本目となる。
うだつの上がらない脚本家の李は、ひょんなことから訪れた雪荒ぶ旅先の山奥でおんぼろ宿に迷い込む。雪の重みで今にも落ちてしまいそうな屋根。“べん造"と名乗る、やる気の感じられない宿主。暖房もない、まともな食事も出ない、布団も自分で敷く始末。しかし、べん造にはちょっとした秘密があるようだ。ある夜、べん造は李を夜の雪の原へと連れ出すのだった…。
【作品詳細】
映画『旅と日々』
公開日:2025年11月7日(金)
監督・脚本:三宅唱
出演:シム・ウンギョン、河合優実、髙田万作、斉藤陽一郎、松浦慎一郎、足立智充、梅舟惟永、佐野史郎、堤真一
原作:つげ義春「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」
配給:ビターズ・エンド