展覧会「チェン・フェイ展|父と子」が、東京・原宿のワタリウム美術館にて、2025年7月3日(木)から10月5日(日)まで開催される。
チェン・フェイ(陳飛)は、1983年中国の山西省に生まれ、現在は北京を拠点に活動する画家だ。日常生活に散りばめられた時間の断片を捉え、再構成する作品を得意とする一方、中国の近代化で育まれてきた写実的な絵画を継承しつつ、「経験主義的」な時間のなかで人間の在り様を描くことに転じてきた。こうしてチェンの作品では、日常生活の断片に、幻想的な過去と具体的な現実が重なりあうことになる。
「チェン・フェイ展|父と子」は、チェンの新作絵画を中心に紹介する展覧会。2022〜2025年にかけて手がけられた新作絵画15点に加えて、高さ7mの壁画、インスタレーション、ドキュメントなどを一堂に集め、ワタリウム美術館の空間に合わせて展示する。
本展の起点となったのが、ナチス・ドイツの時代の漫画家、E. O. プラウエンによる『父と子(Vater und Sohn)』だ。同作は、父と子の関係を描くばかりでなく、家族や仲間、愛が持つ意味を、特殊な社会的設定のなかで探っている。
本展でチェンは、プラウエンの『父と子』と呼応するようにして、自伝的な視点のもと、親しい知人との関係性と、中国人の画家としてのアイデンティティにまつわる物語を織り交ぜた作品を発表。自身の子どもにまつわる物語を、ウィリアム・モリスなどに着想した装飾的な画面で作品化した《ラブレター》などを目にすることができる。
展覧会「チェン・フェイ展|父と子」
会期:2025年7月3日(木)〜10月5日(日)
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
開館時間:11:00〜19:00
休館日:月曜日(7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)は開館)
入館料:大人 1,500円、大人ペア 2,600円、学生(25歳以下)・高校生・70歳以上 1,300円、小・中学生 500円
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および介助者(1名まで)は、各1,300円
【問い合わせ先】
ワタリウム美術館
TEL:03-3402-3001