ディズニーのアニメーション映画『リロ&スティッチ』が実写化。映画『リロ&スティッチ』が2025年6月6日(金)に公開される。
実写版の映画『リロ&スティッチ』は、2002年のアニメーション映画『リロ&スティッチ』をもとに、ハワイに暮らす孤独な少女と彼女の複雑な家庭事情の修復を手助けする、逃亡中のエイリアンを描く笑いと感動のファンタジー作品だ。
両親を失い、姉と2人でハワイに暮らす少女リロはいつもひとりぼっち。しかし、彼女の前に、見た目はもふもふでキュートなのにものすごく暴れん坊でイタズラ好きな生き物が現れる。リロは、その生き物の正体がエイリアンとも知らず“スティッチ”と名づけて家に連れ帰るが、そこから思いもよらぬ大事件と奇跡が始まっていく。
サーフィンを楽しむご機嫌な姿や、しょんぼりと耳を垂らして反省する姿など、スティッチのチャーミングな姿はもちろん、「アロハ・エ・コモ・マイ」などのおなじみの楽曲も見所だ。
映画『リロ&スティッチ』のキーワードとなるのが「オハナ」。ハワイ語で“家族”を意味する言葉で、血のつながりだけではなく家族のような絆で結ばれた大切な関係すべてを示す。相手を思う優しいハートがあれば誰とでも「オハナ」になることができ、リロとスティッチの関係性においても重要なキーワードとなっている。
実写版『リロ&スティッチ』でリロ役を演じるのは、本作が映画初出演のマイア・ケアロハ。CGによって作成されたリアリティ溢れる“もふもふ”姿のスティッチは、アニメーション版の監督でもあるクリス・サンダースが引き続き声優を担当する。
なお、アニメに登場するジャンバ博士やプリークリー、コブラ・バブルスなど他のエイリアンは、実際の俳優が演じる模様だ。
監督は、ストップモーションと実写を組み合わせた映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』で一躍名を馳せたディーン・フライシャー・キャンプが務める。
リロ…マイア・ケアロハ(吹替:永尾柚乃)
親のいない5歳の女の子。姉のナニと2人暮らしを送り、想像力が豊か過ぎるせいで変わり者扱いされ、友達もおらず孤独な日々を過ごしていた。フラダンスと観光客の写真を撮る事が大好き。スティッチとの出会いにより、“オハナ”=家族の絆の本当の意味を知る。
スティッチ…クリス・サンダース ※声の出演 (吹替:山寺宏一)
宇宙からの逃亡者で、遺伝子実験で破壊生物として開発されたエイリアン。別名は“試作品626号”。キュートでフワフワ、かつやんちゃでイタズラ好き。地球のハワイに不時着するが、人間の愛情が理解できず、行く先々でトラブルを巻き起こして、リロとナニを困らせる。しかし、リロとの絆が深まるにつれ愛を知り、オハナの絆の大切さに気付いていく。
ナニ…シドニー・エリザベス・アグドン(吹替:MOMONA)
リロの姉。亡くなった両親の代わりにリロを育てている。言うことを聞かないリロに厳しくするが、誰よりもリロのことを大切に思う。
ジャンバ博士…ザック・ガリフィアナキス
銀河連邦の天才科学者。実験にとって凶暴なモンスター、スティッチを生み出した。宇宙から逃げ出したスティッチを捕まえるため地球にやってきて、スティッチをつけ狙っている。
プリークリー…ビリー・マグヌッセン(吹替:三ツ矢雄二)
ジャンバ博士と共にスティッチを追ってきたエイリアン。地球で暮らす人間や動物について詳しい。争いごとが嫌いで、気が弱い性格。
コブラ・バブルス…コートニー・B・ヴァンス
リロとナニを担当する福祉局のソーシャル・ワーカー。元はCIAのエージェントだった。いつもクールでどこか謎を秘めた人物。
デイヴィッド…カイポット・ドゥドイト(吹替:中村海人)
ナニのボーイフレンド。リロ、ナニ姉妹を温かく見守るサーファーの青年。
映画『リロ&スティッチ』で、スティッチ役の日本版声優を務めるのは、アニメーション版でもスティッチ役を務めた山寺宏一。英語版でもアニメーションから引き続きクリス・サンダースがスティッチの声を演じており、日本でも“山ちゃんスティッチ”を切望する声が上がっていたという。
一方、リロ役の日本版声優は、バカリズムが脚本を手掛けた2023年のテレビドラマ「ブラッシュアップライフ」出演で話題を呼んだ永尾柚乃が担当。リロの姉であるナニ役の吹替は、ガールズグループ ME:I(ミーアイ)のメンバーで、高い表現力を持つMOMONA(モモナ)が務める。