企画展「おいしいミュシャ 5感であじわうアール・ヌーヴォー」が、大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館にて、2023年4月8日(土)から7月30日(日)まで開催される。
企画展「おいしいミュシャ 5感であじわうアール・ヌーヴォー」は、そんなアール・ヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャが手掛けたパリ時代の商業デザイン、中でも酒やお菓子など「食」に関する作品を一挙紹介。また香りや音楽など、感じてあじわう鑑賞体験を用意し、19世紀末のパリでミュシャが腕をふるった美の数々を“五感”で探ってゆく。
展示構成は“五感”からなる5つのセクションで構成。たとえば「味覚:おいしさを、あじわう」では、ミュシャが手掛けたポスターやパッケージデザインが勢揃いするほか、1896年の「サラ・ベルナールを讃える日」の祝宴メニューをフランス料理の観点からも掘り下げる。
また展示室内には、アール・ヌーヴォー風のテーブルコーディネートも登場。ミュシャの室内装飾画とともに、当時のダイニングの雰囲気を味わうことができる。
「聴覚:音を、あじわう」では、ミュシャが演劇ポスターを手掛けたサラ・ベルナール主演舞台「ロレンザッチオ」の劇中曲を、当時の楽譜をもとに収録し、再生。ピアノの調べがポスターのイメージを膨らませる。
「触覚:肌ざわりを、あじわう」では視覚に頼らずに、指先で鑑賞できる絵「触図」を展示。また「嗅覚:香りを、あじわう」ではミュシャが描いた香水のためのポスターをはじめ、ミュシャの作品をイメージした スペシャルフレグランスを用意するなど、それぞれの感覚をテーマにした鑑賞体験を提供する。
さらに、「エピローグ」では、至福の表情が描かれたポスター《ジョブ》を紹介。タバコの巻紙メーカーである同社の実際の製品や喫煙具も合わせて展示し、当時のパリジャンやパリジェンヌの嗜みを紐解く。
企画展「おいしいミュシャ 5感であじわうアール・ヌーヴォー」
会期:2023年4月8日(土)~7月30日(日)
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
住所:大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館
開館時間:9:30〜17:15(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日(7月18日(火))、 展示替臨時休館日(6月6日(火)・7日(水))
観覧料:一般 510円、高校・大学生 310円、小・中学生 100円
※小学生未満、堺市内に住む満65歳以上、障がい者手帳の所有者と介助人は無料
※20人以上の団体は割引料金適用。事前に要問合せ
※その他各種提携割引制度あり
【問い合わせ先】
堺 アルフォンス・ミュシャ館
TEL:072-222-5533