ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥は、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため、街の外からやってきた。そこで桜は、風鈴高校の生徒たちが「防風鈴=ウィンドブレイカー」と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていたことを知る。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、楡井秋彦、蘇枋隼飛、杉下京太郎ら仲間と共に街を守るための闘いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力の絶対信仰を掲げ、最凶集団<獅子頭連>が、防風鈴を新たな標的として動き出していた。「俺はひとりでてっぺんをとる」と言い放ち、周囲と衝突してばかりの桜だったが、ある時街に乗り込んできた獅子頭連に楡井を傷つけられてしまい……。
映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は、にいさとるによる漫画「WIND BREAKE」を水上恒司主演で実写化した作品。ケンカだけを取り柄に生きてきた桜遥(さくら はるか)が、ひょんなことから街を守る高校生集団、防風鈴=WIND BREAKERの一員となり、“正義の不良”として仲間とともに戦いに身を投じていく姿を描く。水上恒司が主演を務めるほか、木戸大聖、綱啓永、BE:FIRSTのJUNON(ジュノン)、上杉柊平など、バラエティ豊かな俳優陣が集結する。監督は萩原健太郎、脚本は『ハケンアニメ!』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が務める。