企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」が、長野の軽井沢安東美術館にて、2023年3月3日(金)から9月12日(火)まで開催される。

藤田作品の“猫と少女”に着目

エコール・ド・パリの代表を代表する画家のひとりであり、「乳白色の下地」で描かれた裸婦像などで知られる、藤田嗣治。2022年10月に開館した軽井沢安東美術館では、藤田の作品だけを常設展示している。

軽井沢安東美術館が所蔵する藤田の作品約200点のうち、その中核をなすのが、猫や少女を描いた作品だ。企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」では、猫や少女を題材とした作品を中心に、《猫の教室》などの初公開作品5点を含む、約120点の作品を紹介する。

本展で初公開される《猫の教室》は、戦後、藤田が約1年間のニューヨーク滞在中に手がけた貴重な作品。藤田は1920年代から、人物像ばかりでなく動物をしばしば描いており、1947年以降にはその作品に擬人化した動物が現れるようになる。この時期に制作された《猫の教室》では、擬人化した猫をいきいきとした描写で描いている。

また、会場では、軽井沢安東美術館のコレクション最初の作品《ヴァンドーム広場 『魅せられたる河』より》のほか、藤田作品を象徴する「乳白色の下地」の裸婦像なども目にすることができる。

展覧会概要

企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」
会期：2023年3月3日(金)〜9月12日(火)
会場：軽井沢安東美術館
住所：長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43-10
開館時間：10:00〜17:00
休館日：水曜日(祝日の場合は開館し、翌平日休館)
観覧料：一般 2,300円、高校生以下 1,100円、未就学児 無料
※各種割引あり
※チケットはオンラインでも購入可(詳細については追って公式サイトにて案内)

【問い合わせ先】
軽井沢安東美術館
TEL：0267-42-1230