企画展「花ごよみ」嵯峨嵐山文華館で - 大観や春草など、“花と四季”をテーマに日本画を紹介
京都・嵯峨嵐山文華館の企画展「花ごよみ ─横山大観・菱田春草らが咲きほこる─」が、臨時休館に伴い2021年5月28日(金)をもって閉幕。当初は2021年7月4日(日)までの会期を予定していた。
花と四季をテーマに日本画を紹介
![伊藤小坡《観菊》[前期展示]](/img/news/71592/l_E.jpg)
企画展「花ごよみ ─横山大観・菱田春草らが咲きほこる─」は、季節を艶やかに彩る花々や四季を画題に描かれた、近代・現代の日本画を展示する展覧会だ。横山大観や菱田春草といった近代日本画の巨匠から新進気鋭の日本画家まで、幅広い画家を紹介する。
近代日本画の巨匠が描く、花と果実
![速水御舟《残雪図》[後期展示]](/img/news/71592/OEE.jpg)
第1章では、近代日本画の巨匠が描いた、華麗な花々を紹介。幻想的な夜桜を描いた加山又造の大作 《おぼろ》を筆頭に、横山大観の《桃》、速水御舟《残雪図》の水仙など、季節を彩る花や果実の作品を目にすることができる。
個性豊かな四季の表現
![竹内栖鳳・ 横山大観 ・川合玉堂《雪月花》[通期展示]](/img/news/71592/Fj0.jpg)
続く第2章では、画家が自らの個性を活かして四季の魅力を描いた作品を展示。春夏冬のモチーフを大胆な構図で表現した、竹内栖鳳・大観・川合玉堂の合作《雪月花》や、四季折々の植物を1枚の画面に織り交ぜた今尾景年の《余物百種》などを紹介する。
自然の移ろいを捉える
![中村七海《桜守》[前期展示]](/img/news/71592/Lks.jpg)
さらに、第3章では、現代作家・中村七海による作品《桜守》を展示。横幅7mもの大画面には、花が開いては散り、草が生い茂りゆく時間の流れを1枚の絵に表現されている。
展覧会概要
企画展「花ごよみ ─横山大観・菱田春草らが咲きほこる─」
会期:2021年4月24日(土)〜5月28日(金)
※当初は7月4日(日)までの会期を予定していたが、臨時休館に伴い閉幕
会場:嵯峨嵐山文華館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
開館時間:10:00〜17:00(最終入館は16:30)
休館日:火曜日、臨時休館期間
料金:一般・大学生 900円(800円)、高校生 500円(400円)、小中学生 300円(250円)、障がい者と介添人1名まで 各500円(400円)
※( )内は20名以上の団体
※画像写真の無断転載を禁ずる。
【問い合わせ先】
嵯峨嵐山文華館
TEL:075-882-1111
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