menu

fashionpress[ファッションプレス]

  1. トップ   /  
  2. ニュース   /  
  3. アート   /  
  4. イベント

展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど

展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」が、東京都庭園美術館にて2021年9月18日(土)から11月28日(日)まで開催される。

英国ボタニカルアートの世界

シデナム・ティースト・エドワーズ ボタンの栽培品種(ボタン科) 1809年 銅版、手彩色、紙 個人蔵
Photo Brain Trust Inc.
シデナム・ティースト・エドワーズ ボタンの栽培品種(ボタン科) 1809年 銅版、手彩色、紙 個人蔵
Photo Brain Trust Inc.

イギリスのロンドン郊外にあるキューガーデンは、ユネスコ世界遺産にも登録されている世界最大級の植物園だ。キューガーデンが始まった18世紀当時、大英帝国は貿易と植民地獲得によって繁栄を迎えるとともに、啓蒙思想の広がりや科学技術の向上を背景に、近代植物学が大いに発展。キューガーデンは世界各地の植物を調査する研究機関の役割を担うようになり、植物を科学的な視点から描いた“ボタニカルアート”も生まれたのだ。

ピーター・ヘンダーソン ロードデンドロン・ポンティクム(ツツジ科) ロバート・ジョン・ソーントン編『フローラの神殿』より 1802年 銅版、紙 個人蔵 Photo Michael Whiteway
ピーター・ヘンダーソン ロードデンドロン・ポンティクム(ツツジ科) ロバート・ジョン・ソーントン編『フローラの神殿』より 1802年 銅版、紙 個人蔵 Photo Michael Whiteway

展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」では、キューガーデンのコレクションを中心に、18世紀から19世紀初頭に描かれたボタニカルアートなどを展示。西洋において世界の見方が転換を迎えた時代に、先端性の一翼を担うとともに人びとの暮らしを華やかに彩ったボタニカルアートの世界を紹介する。

英国王室とボタニカルアート

トマス・ハーヴェイ夫人 ローザ・ケンティフォリア(キャベツローズ)とローザ・ガリカ(フレンチローズ)の栽培品種(バラ科) 1800年 水彩、紙 キュー王立植物園蔵
トマス・ハーヴェイ夫人 ローザ・ケンティフォリア(キャベツローズ)とローザ・ガリカ(フレンチローズ)の栽培品種(バラ科) 1800年 水彩、紙 キュー王立植物園蔵
©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

キューガーデンの歴史は、1759年に国王ジョージ3世の母・オーガスタ皇太子妃が庭園を開いたことに始まる。そしてジョージ3世とシャーロット王妃の時代には、植物学者ジョセフ・バンクスを植物園の監督者として登用。バンクスは世界各地の珍しい植物を収集し、それらを記録すべく優れた植物画家を起用したのだ。

フランツ・アンドレアス・バウアー ゴクラクチョウカ(ストレリチア・レギネ)(ゴクラクチョウカ科) 1818年 石版、手彩色、紙 キュー王立植物園蔵
フランツ・アンドレアス・バウアー ゴクラクチョウカ(ストレリチア・レギネ)(ゴクラクチョウカ科) 1818年 石版、手彩色、紙 キュー王立植物園蔵
©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

本展では、科学的な正確さと優れた芸術性を備える作風でもって、その後のボタニカルアートを方向付けたゲオルク・ディオニシウス・エーレットや、キューガーデンの初代専属画家となったフランツ・バウアーが描いたボタニカルアートを展示。また、イギリスの国花である薔薇を描いた作品も楽しめる。

シャーロット王妃が愛したウェッジウッドの陶器

ウェッジウッド 蓋付き深皿(クイーンズウェア) 1765-70年 クリームウェア(陶器)、エナメル彩 個人蔵
Photo Michael Whiteway
ウェッジウッド 蓋付き深皿(クイーンズウェア) 1765-70年 クリームウェア(陶器)、エナメル彩 個人蔵
Photo Michael Whiteway

さらに、18世紀から19世紀初頭にキューガーデンの発展に寄与したシャーロット王妃にもフォーカス。教会や王室主導の社会秩序を脱して、人間の理性によってさまざまな問題に立ち向かおうとする啓蒙時代にあって、芸術と科学に造詣の深いシャーロットは、科学技術や産業の発展を後押しした。会場では、彼女が愛好し、「クイーンズウェア」の名称をも与えられたウェッジウッド(WEDGWOOD)の陶器などを展示する。

東洋の植物画や当時の暮らしぶりも紹介

シデナム・ティースト・エドワーズ チョウマメ(マメ科) 1813年 黒鉛、水彩、紙 キュー王立植物園蔵
シデナム・ティースト・エドワーズ チョウマメ(マメ科) 1813年 黒鉛、水彩、紙 キュー王立植物園蔵
©The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

そのほか会場では、東洋との貿易を行うために設立されたイギリス東インド会社の影響圏で、その地域の伝統的な絵画と西洋絵画の技法を融合させたボタニカルアートを手掛けた「カンパニー・スクール」の作品や、現在も刊行され続けているキューガーデン発行の植物雑誌『カーティス・ボタニカル・マガジン』の図版、そして18世紀イギリスの女性画家によるボタニカルアートを展示する。

展覧会概要

展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」
会期:2021年9月18日(土)〜11月28日(日)〈日時指定・事前予約制〉
場所:東京都庭園美術館 本館+新館
住所:東京都港区白金台5-21-9
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日 ※ただし9月20日(月・祝)は開館、9月21日(火)は休館
入館料:一般 1,400(1,120)円/大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120(890)円/中・高校生 700(560)円/65歳以上 700(560)円
※日時指定・事前予約制
※( )内は20名以上の団体料金 ※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳を持参者とその介護者2名は無料

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

■会期終了
・山梨会場
会期:2021年2月11日(木・祝)〜3月28日(日)
会場:山梨県立美術館 特別展示室
・静岡会場
会期:2021年4月15日(木)〜6月6日(日)
会場:静岡市美術館

Photos(13枚)

展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真1 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真2 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真3 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真4 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真5 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真6 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真7 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真8 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真9 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真10 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真11 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真12 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真13

Photos(13枚)

展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真1 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真2 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真3 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真4 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真5 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真6 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真7 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真8 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真9 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真10 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真11 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真12 展覧会「キューガーデン 英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館で、花々を描いたボタニカルアートなど|写真13

関連ニュース

キーワードから探す

関連ショップ・スポット

ピックアップ

関西の美術館&博物館情報〈大阪・京都・兵庫ほか〉展覧会の開催スケジュール
関西の美術館&博物館情報〈大阪・京都・兵庫ほか〉展覧会の開催スケジュール
匿名の美術家・バンクシーとは? ストリートアートなどの作品を紹介&展覧会の開催情報も
匿名の美術家・バンクシーとは? ストリートアートなどの作品を紹介&展覧会の開催情報も
おすすめ展覧会2021〈東京・京都ほか全国〉美術館での開催スケジュール&アート作品など展示情報
おすすめ展覧会2021〈東京・京都ほか全国〉美術館での開催スケジュール&アート作品など展示情報
東京都内のおすすめ展覧会情報〈2021年版〉美術館・博物館での開催スケジュール&展示アート作品
東京都内のおすすめ展覧会情報〈2021年版〉美術館・博物館での開催スケジュール&展示アート作品
2021年にオープンする美術館 - 施設情報を紹介、展覧会の開催スケジュールも
2021年にオープンする美術館 - 施設情報を紹介、展覧会の開催スケジュールも

スケジュール

「庵野秀明展」東京・大阪などで、アニメーター時代~「エヴァンゲリオン」含む現在の創作の秘密を大公開
2021.10.1(金)~2021.12.19(日)
「庵野秀明展」東京・大阪などで、アニメーター時代~「エヴァンゲリオン」含む現在の創作の秘密を大公開
「岩田色ガラスの世界展」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で - 色彩豊かな色ガラス作品約60点を展示
2021.10.1(金)~2021.11.14(日)
「岩田色ガラスの世界展」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で - 色彩豊かな色ガラス作品約60点を展示
弘前れんが倉庫美術館で「りんご前線」展、ウィン・エヴァンスのネオン彫刻や“出会い”から生まれる作品
2021.10.1(金)~2022.1.30(日)
弘前れんが倉庫美術館で「りんご前線」展、ウィン・エヴァンスのネオン彫刻や“出会い”から生まれる作品
「ジャム・セッション 森村泰昌」アーティゾン美術館で、青木繁《海の幸》に向き合い「自画像的作品」を展開
2021.10.2(土)~2022.1.10(月)
「ジャム・セッション 森村泰昌」アーティゾン美術館で、青木繁《海の幸》に向き合い「自画像的作品」を展開
洋画家・遠藤彰子の個展、平塚市美術館で - 圧倒的なスケール感の大作絵画や各時代の代表作を展示
2021.10.2(土)~2021.12.12(日)
洋画家・遠藤彰子の個展、平塚市美術館で - 圧倒的なスケール感の大作絵画や各時代の代表作を展示
 スケジュール一覧