綿矢りさ×大九明子にインタビュー、こじらせ“おひとり様女子”の恋を映画『私をくいとめて』でどう描く?
綿矢>私は“こんな物語を読んでみたい”と思ったものを純粋に書いています。小説の楽しさって、書きながら、読むことができること。自分で書いて、それを自分で読んでの繰り返し。書いているうちは孤独な作業と言えるかもしれませんが、書き手と読み手の両方味わえるのが小説の楽しさだと思います。

大九>映画の醍醐味は、集団で作ることで一人ではやれないことがやれてしまうこと。今日みたいなインタビュー中もそうですが、ここにいなくてもスタッフ達と一緒に作ってるんだと思うことで、私をすごく勇気づけてくれる。
普段より勇気をもって行動できる故に、映画を作ってるときの自分というのは死に物狂いでみっともないところはいっぱいありますが、好きな自分でいられます。普段は、人間が怖くて人を避けて生きているので、映画作りというのは私にとってすごく修業の場なのですが。
『私をくいとめて』作品情報
映画『私をくいとめて』
公開日:2020年12月18日(金)
原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
監督・脚本:大九明子
出演:のん、林遣都、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいり、橋本愛 ほか
製作幹事・配給:日活 制作プロダクション:RIKIプロジェクト 企画協力:猿と蛇
©2020『私をくいとめて』製作委員会
“愛されおひとりさまヒロイン”主人公・みつ子を演じるのは、のん。年下営業マン・多田くんは、林遣都が爽やかに演じ切る。親友の皐月役には、橋本愛が起用され、NHK連続テレビ小説以来7年振りにのんと共演する。
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