7:00 身体がポカポカ温まる「朝のお目覚め水」
早起きしたら体験したいのが、「朝のお目覚め水」。台湾三大原住民族であるタイヤル族に親しまれているスパイスとジンジャーを合わせたホットレモンとなっており、一口飲んだだけで体がポカポカと温まった。
<朝のお目覚め水>
時間:6:30~7:30、場所:1階 ダイニング
7:30 森の空気をたっぷりと吸い込む「氣循森呼吸」
氣循森呼吸(きめぐりしんこきゅう)は、気功をベースにした深呼吸と軽いストレッチを組み合わせたオリジナル体操を行うアクティビティ。朝日が差し込む「ウォーターガーデン」で木漏れ日を浴びながら、森の空気をたっぷりと吸い込み、良い気を身体にめぐらせる。
<氣循森呼吸>
開催日:毎日、時間:7:30~8:00
8:00 朝食で台湾式のお粥に舌鼓
朝食を取るために1階「ダイニング」へ。朝食は台湾式・和食・洋食の3種類が用意されているが、台湾式を選択。台湾式朝食は、帆立の貝柱と鶏の出汁でじっくりと炊き上げたお粥に、台湾で親しまれている煎り落花生、カジキのデンブ、ザーサイ、ピータン、豆腐を発酵させた腐乳、桜エビ、XO醤など7種類のトッピングを添えたものだ。
付け合わせは、紹興酒で蒸した鶏肉、茄子の南蛮漬け、台湾ではポピュラーな野菜である金針(キンシン)のお浸し。ドラゴンフルーツやパパイヤといった南国フルーツや、台湾の伝統的なスイーツ「豆花(トウファ)」が楽しめるのも嬉しい。
9:00 湧き水を活用した「ウォーターガーデン」を散策
食後は、谷關の豊かな湧き水を生かして設計された「ウォーターガーデン」を散策。どこにいても水の気配を感じる仕掛けがあり、水路を張り巡らせたウォーターガーデンには、いつでも心地よい水音が響いている。木々の間を縫って流れる水路の脇に咲く花々、トンボ、蝶々を眺める時間も楽しい。
昨晩は虫の音やカエルの鳴き声を楽しめたが、朝は陽光を受けて青々とした葉を茂らせる木々や、ゆっくりと花開く蓮を目にすることができた。緩やかな時の流れを自然から感じ取ることができる、贅沢な時間だ。
10:00 口琴作りにチャレンジ「タイヤル族のしらべ」
「タイヤル族のしらべ」は、台湾三大原住民であるタイヤル族の生活文化・信仰・哲学を学ぶとともに、彼らのコミュニケーションツールである口琴(こうきん)を製作することができる約1時間半ほどのアクティビティ。
参加者は彫刻刀で竹を削って口琴を作り、出来上がった口琴を鳴らすことに挑戦するのだが、実はこれが至難の業。音を鳴らすのにコツが必要で、筆者を含め、参加者全員が悪戦苦闘...。「鳴った!」「鳴らない...」と一喜一憂しつつ、同じテーブルの参加者とくすりと笑いあう瞬間も楽しい。
講師はタイヤル族文化伝承の第一人者。参加者全員を巻き込んで楽しくレッスンをしてくれるので、アクティビティが終わる頃には会場全体が和気あいあいとした雰囲気に。民族衣装を纏っての記念撮影にも応じてくれた。
谷關とタイヤル族の結びつきは強く、この地で温泉を発見したのもタイヤル族とされている。「星のやグーグァン」の敷地もかつて彼らが狩りや山遊びを行っていた場所で、「ウォーターガーデン」内の松には、タイヤル族が明かりの燃料として樹脂を採取した跡をあえて残しているという。
<タイヤル族のしらべ>
日程:毎週金・土・日曜日
時間:10:00〜11:30
料金:無料 定員12 人
場所:多目的室(星のやグーグァン施設内)
予約:フロントにて当日9:00 までに予約
備考:都合により、開催日が変更になる場合がある。