映画『万引き家族』は、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門への正式出品され、最高賞にあたるパルムドールを受賞。日本の映画では今村昌平監督による『うなぎ』以来のことで21年ぶりとなり、大きく話題を呼んでいる。是枝監督は、コンペティション部門では『海街diary』から3年ぶり、5回目の出品となる。また、2004年『誰も知らない』で主演を務めた柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、2013年『そして父になる』で審査員賞を受賞した。
第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞以外にも、第91回米国アカデミー賞外国語映画賞部門<日本出品作品>に選出されるなど、既に世界の各映画賞にて多数のノミネーションと受賞の結果を出している本作だが、現地時間2018年12月6日(木)新たに「ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞」にノミネートされた。
アカデミー賞前哨戦として重要な同賞は、日本映画では2013年宮崎駿監督の『風立ちぬ』以来のノミネートとなる。なお実写映画としてノミネートされるのは1990年黒澤明監督の『夢』以来、28年ぶり。
映画『万引き家族』のオリジナル・サウンドトラックが、公開日と同じ6月8日(金)より発売。「素晴らしい音楽をつけていただいた。」と是枝裕和監督がコメントした、劇中歌は細野晴臣が担当。収録全曲を作曲から演奏、ミックスまで細野が手掛けている。オリジナル・サウンドトラックには、ボーナストラック含む全14曲が収録される。
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。
【概要】
映画『万引き家族』
公開日:2018年6月8日(金)全国ロードショー
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ / 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 ・ 柄本明 / 高良健吾 池脇千鶴 ・ 樹木希林
配給:ギャガ
■『万引き家族』オリジナル・サウンドトラック
発売日:2018年6月8日(金)
01.Shoplifters
02.Yuri’s Going Home
03.Living Sketch
04.Shota & Yuri 1
05.Yuri & Shota’s Shoplifting
06.The Park
07.Like A Family
08.Nobuyo & Yuri
09.Going To The Sea
10.Beach
11.Shota & Yuri
12.Run Away
13.The Empty Room
14.Image & Collage(Bonus Track)
問い合わせ先:ビクターエンタテインメント/Speedstar Records 宣伝部 TEL:03-5467-5595