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「エリザベス ペイトン展」原美術館で開催 - 特有の色彩と繊細な線で描く魅惑の人物像

「エリザベス ペイトン:Still life 静/生」が、2017年1月21日(土)から5月7日(日)まで、東京・品川の原美術館で開催される。

「エリザベス ペイトン展」原美術館で開催 - 特有の色彩と繊細な線で描く魅惑の人物像|写真1
「Kurt Sleeping」1995 板に油彩 27.9×35.6 cm
© Elizabeth Peyton, courtesy Sadie Coles HQ, London, Gladstone Gallery, New York and Brussels, neugerriemschneider, Berlin

エリザベス・ペイトンは、1990年代初頭より絵画や素描、版画を中心に制作してきたアメリカの女性作家。中でも肖像画が特に知られているが、彼女の描く対象は、親しい友人からカート・コバーン(1967-1994)らカルチャーアイコン、バイエルン王のルートヴィヒ 2世(1845- 1886)をはじめとする歴史上の人物まで幅広い。自身にとって“憧れ”の存在や“美”を描いた肖像画の数々は、90年代半ば、時代に新風をもたらす“新しい具象画”と称された。

「エリザベス ペイトン展」原美術館で開催 - 特有の色彩と繊細な線で描く魅惑の人物像|写真2
「Ludwig II with Josef Kainz」1992 紙にチャコール 41.9×29.8cm
© Elizabeth Peyton, courtesy Sadie Coles HQ, London, Gladstone Gallery, New York and Brussels, neugerriemschneider, Berlin

そんなペイトン作品最大の魅力の一つは、人物像の美しさだろう。特有の色彩や繊細な線づかいをもって、対象の情熱や魅惑、そして美しさを引き出すペイトンは、控えめなサイズに大胆な描写を組み合わせることで、人物の外面と内面との間に生まれる緊張感も同時に表現している。

「エリザベス ペイトン展」原美術館で開催 - 特有の色彩と繊細な線で描く魅惑の人物像|写真7
「Tim (Profile)」 2013 紙にパステル 29.8×23.5cm
© Elizabeth Peyton, courtesy Sadie Coles HQ, London, Gladstone Gallery, New York and Brussels, neugerriemschneider, Berlin

日本ではこれまで紹介される機会が少なかったペイトンにとって、今回開催される展覧会は日本の美術館では初。多岐にわたるジャンルと主題を擁する作品約40点は、ペイトン自身が25年のキャリアを振り返り選んだものとなっている。

【開催概要】

「エリザベス ペイトン:Still life 静/生」
開催期間:2017年1月21日(土)〜5月7日(日)
会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
開館時間:11:00〜17:00(祝日を除く水曜は20:00まで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日にあたる3月20日は開館)、3月21日
入館料:一般1,100円、大高生700円、小中生500円
※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料、20名以上の団体は1人100円引
アクセス:JR「品川駅」高輪口より徒歩15分/タクシー5分/都営バス「反 96」系統「御殿山」停留所下車、徒歩3分/京急線「北品川駅」より徒歩8分

【作家略歴】

エリザベス ペイトン(Elizabeth Peyton)
1987年、ニューヨークのスクール オブ ヴィジュアルアーツを卒業。主な個展に「Here She Comes Now」展(バーデン バーデン州立美術館、ドイツ、2013年)や版画に焦点をあてた2011年の回顧展「Ghost」展(ミルドレッド レーン ケンパー美術館、セントルイス、アメリカ / オペルヴィレン財団、リュッセルスハイム、ドイツ)等がある。また、主要回顧展に、2009年から2010年にかけて各地を巡回した「Live Forever」展(ウォーカー アート センター、ミネアポリス)、ニューミュージアム(ニューヨーク)、ホワイトチャペルアートギャラリー(ロンドン)、ボネファンテン美術館(マーストリヒト、オランダ)がある。日本では、Gallery Side 2にて個展(1995年)、「エッセンシャル・ペインティング」展(国立国際美術館、2006年)に参加。2017年にはローマ フランス アカデミー「ヴィラ メディチ」にて個展を予定。ニューヨーク在住。

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