東京・渋谷のウエシマミュージアム(UESHIMA MUSEUM)では、コレクション展「創造的な出会いのためのテーマ別展示」を、2025年6月21日(土)より開催する。
2024年6月に開館したウエシマミュージアムは、「同時代性」をテーマに、国内外の現代アーティストによる作品を紹介している美術館だ。第2回のコレクション展となる「創造的な出会いのためのテーマ別展示」では、700点超におよぶ同館のコレクションのなかから、「都市とポップ」や「宇宙と重力」といった複数のテーマのもと、作品を公開する。
たとえば、「都市とポップ」では、都市と響きあうかのようなポップ・アートに着目。「キャンベルのスープ缶」など、大量生産・消費される日常のものに目を向けたアンディ・ウォーホルを起点に、奈良美智や草間彌生などの作品を展示する。
また、「宇宙と重力」では、人間を大地に引きつける重力と、人知を超えた宇宙をテーマに、作品を紹介。土や生の素材を用いて、物質が神聖な存在へと変容する瞬間を「ギャラクシー」と名付けたボスコ・ソデイの作品や、惑星の肖像をつうじて、人間的なスケールを超えた時間と空間を表現するロバート・ロンゴの「惑星シリーズ」などを目にすることができる。
さらに、アフリカをはじめ多様な国籍のアーティストによる、個々の生や歴史の語りに着目する「ナラティヴと色彩のアウラ」や、感情や欲動、記憶などの絡まりあいの表現に光を当てる「物質と感情のエンタングルメント」などの展示も展開する。
そのほか、本展の開幕に合わせて、ジェームズ・タレルのインスタレーション作品を、常設展示として新たに公開する。
コレクション展「創造的な出会いのためのテーマ別展示」
会期:2025年6月21日(土)~
会場:UESHIMA MUSEUM(植島美術館)
住所:東京都渋谷区渋谷1-21-18 渋谷教育学園 植島タワー
開館時間:11:00〜17:00(入場は16:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日に休館)
入館料:一般 1,800円、中学・高校生 500円、小学生以下 無料
※公式ウェブサイトにて日時指定チケットを購入のこと
■展示予定アーティスト
アグネス・マーティン、アレクシス・ロックマン、アンセルム・ライル、アンディ・ウォーホル、池田亮司、ウマー・ラシッド、オラファー・エリアソン、加藤泉、葛飾北斎、カプワニ・キワンガ、ギデオン・アパー、草間彌生、ケリス・ウィン・エヴァンス、ゲルハルト・リヒター、シアスター・ゲイツ、ジェームズ・タレル、塩田千春、ジャン・ミッシェル・オトニエル、ジョン・マディ、スプツニ子!、タカノ綾、多田圭佑、ダミアン・ハースト、ダン・フレイヴィン、teamLab、トーマス・シュトゥルート、トルクワセ・ダイソン、トレイシー・エミン、奈良美智、名和晃平、ニコラ・ビュフ、ハロルド・アンカート、バンクシー、ピウス・フォックス、ベルナルド・フリーズ、ボスコ・ソディ、マーク・クイン、マーク・ライデン、マイケル・ケーガン、松谷武判、水戸部七絵、村上隆、モーゼス・ジボル、山田康平、山田正亮、油野愛子、ライアン・ガンダー、ライアン・サリバン、ルイーズ・ブルジョワ、ロバート・ロンゴ、ロベルト・ペレ、ワハブ・サヒード