深瀬昌久の写真展「洋子/遊戯」が、東京ミッドタウンのフジフイルム スクエア 写真歴史博物館にて、2025年7月1日(火)から9月30日(火)まで開催される。
1960〜70年代の日本では、従来の文脈にはない新たな写真表現を手がける写真家が、数多く登場した。なかでも、徹底的に「私性」を追求した深瀬昌久(ふかせ まさひさ)は、日本独自の表現とされる「私写真」の先駆者として、日本の現代写真史に大きな足跡を残している。
深瀬は、家族、愛猫、そして自分自身と、緊密な関係性に着目して写真を撮り続けてきた。とりわけ、1963年に出会い、翌年に結婚した妻・洋子を10年以上にわたって撮り続けた写真群は、深瀬の代表的な作品である。ふたりの結婚生活は1976年に終わるものの、2年後に深瀬は写真集『洋子』を発表することとなった。
写真展「洋子/遊戯」では、ふたりが出会った1963年、東京・芝浦の屠場を舞台に洋子を撮影した作品を、深瀬の没後初発表となるヴィンテージプリントで紹介。33点のオリジナルプリントを展示予定だ。
企画写真展 深瀬昌久写真展「洋子/遊戯」
会期:2025年7月1日(火)〜9月30日(火) 会期中無休
会場:フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ミッドタウン・ウェスト 1F
開館時間:10:00~19:00
※最終日9月30日(火)は16:00閉館
※入館はいずれも閉館10分前まで
観覧料:無料
【問い合わせ先】
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館(平日 10:00~18:00)
TEL:03-6271-3350