展覧会「さくらももこ展」が、2025年7月12日(土)から10月26日(日)まで、新潟県立万代島美術館にて開催。東京・森アーツセンターギャラリーなどでも開催された巡回展だ。
1984年にデビューしたさくらももこは、『ちびまる子ちゃん』や『コジコジ』といったまんがだけでなく、エッセイ、作詞、脚本など、あらゆるジャンルで作品を送り出したアーティストだ。
「さくらももこ展」は、そんなさくらももこの魅力に迫る展覧会。約300点におよぶカラー原画や直筆原稿を通して、創作活動に勤しみながらも季節のうつろいや何気ない日常をこよなく愛した、さくらももこの世界を楽しむことができる。
本展はテーマに沿った章立てで構成されており、たとえば序章「さくらももこができるまで」では、まんが家になる前のさくらももこにフォーカス。少女時代の私物や絵日記、デビュー作品の原稿など、貴重な展示品が登場する。
代表作『ちびまる子ちゃん』や『コジコジ』に焦点を当てた展示も見どころのひとつ。第1章「ももことちびまる子ちゃん」では、『ちびまる子ちゃん』が連載されていた「りぼん」のカラー扉絵や、数々のまんが原稿を展示。第5章「ももことコジコジ」では、正体不明の宇宙の子・コジコジの独特な世界を、原画や作中のことばを通して紹介していく。
さらに、さくらももこの日常を探る展示も充実だ。実は、高校3年生のときに書いた作文が“現代の清少納言”と称されたことから『ちびまる子ちゃん』のかたちである“エッセイまんが”を思いついたさくらももこ。
会場には、1991年発刊の初エッセイ『もものかんづめ』はもちろん、自身の妊娠・出産体験を綴ったエッセイ『そういうふうにできている』や、息子のために描いた絵本『スーパー0くん』など、さくらももこの日常が垣間見える作品も集結する。
「さくらももこ展」
会期:2025年7月12日(土)〜10月26日(日)
※会期中一部展示替えあり。前期は7月12日(土)~8月31日(日)/後期は9月2日(火)~10月26日(日)。
会場:新潟県立万代島美術館
住所:新潟県新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5F
時間:10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで)
休館日:7月14日(月)・28日(月)、8月4日(月)・18日(月)、9月1日(月)・8日(月)・29日(月)、10月6日(月)・20日(月)
観覧料 :一般 1,500(1,300)円、大高生 1,200(1,000)円、中学生以下無料/前売券[一般のみ] 1,300円
※( )内は有料20名以上の団体料金。
※障害者手帳所持者は観覧料免除。
※前売券販売期間は5月16日(金)~7月11日(金)。
※電子チケット(インターネット購入)の場合は、スマートフォンに表示されたチケット画面、もしくは印刷したチケットを受付で提示。
※前売券は新潟県立万代島美術館、新潟県立近代美術館ほか、新潟県内プレイガイドでは店頭で購入可能。
【問い合わせ先】
新潟県立万代島美術館
TEL:025-290-6655