企画展「つくるよろこび 生きるためのDIY」が、東京都美術館にて、2025年7月24日(木)から10月8日(水)まで開催される。
「DIY(Do It Yourself /自分でやってみる)」とは、目の前の問題を自分自身の工夫で解決していくアプローチのこと。日曜大工をはじめ、住民主体のまちづくりなど、不便や困難を乗り越えるために、あらゆる場面で実践されている。
企画展「つくるよろこび 生きるためのDIY」では、DIYの手法や考え方に関心を寄せる5組の現代作家と2組の建築家の作品を紹介。アーティスト、建築家、路上生活者、災禍を経験した人といった様々な境遇を持つ人々のDIYに注目し、創造性や生きることのつながりから、自ら手を動かすことで得られる「つくるよろこび」にまで迫る。
会場内には、版画、ドローイング、言葉、写真、映像、インスタレーションなど、様々な作品を展示。2011年の東日本大震災を受け、災禍の土地で記録やリサーチを行い、それらを表現するといった活動を行う現代作家・瀬尾夏美のドローイング作品や、バックパッカーをはじめ、巡礼者やインドのチベット難民といった多様な人々を撮影する野口健吾の「庵の人々」シリーズなどが並ぶ。
さらに、参加型の作品も展示。見るだけでなく、実際に作ったり、話したり、考えたりすることで、DIYについて多角的に考え、楽しむことができる。
【詳細】
企画展「つくるよろこび 生きるためのDIY」
期間:2025年7月24日(木)~10月8日(水)
場所:東京都美術館 ギャラリーA・B・C
住所:東京都台東区上野公園8-36
休館日:月曜日(8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)・22日(月)は開館)、9月16日(火)
時間:9:30~17:30(金曜日は20:00閉館)
※入館はいずれも閉館30分前まで
料金:一般 1,100円、大学生・専門学校生 700円、65歳以上 800円、18歳以下・高校生以下 無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者および付添者(1名まで)は無料
※同時期開催の特別展「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」のチケット提示により、各料金から300円引き
■出展作家
若木くるみ、瀬尾夏美、野口健吾、ダンヒル&オブライエン、久村卓、伊藤聡宏設計考作所、スタジオメガネ建築設計事務所
【問い合わせ先】
東京都美術館
TEL:03-3823-6921