大山幸太郎…伊島空
雅の父親が殺してしまった被害者の遺族。父親を殺された復讐のため、雅に近づく。
木村美佐子…池津祥子
福岡で暮らしている水宝石の母親。水宝石の行動を監視するように、日々大量の電話をかける。水宝石が心配になり上京してくるのだが……。
宮田愛…河井青葉
陽彩の母親。会社員だが、浪費家。現在は10歳下の彼氏がいる。浪費がやめられず、娘のアルバイト代も使ってしまう。家に彼氏を連れ込むなど欲望のまま生きる女。
映画『愛されなくても別に』の監督は、井樫彩。2016年公開の短編映画『溶ける』にて日本人最年少でカンヌ国際映画祭への出品を果たした注目の監督で、映画『あの娘は知らない』やドラマ「隣の男はよく食べる」なども手掛ける。
主題歌は、2018年結成のスリーピースバンド・hockrockb(ほくろっくび)による書き下ろし楽曲「プレゼント交換」。逆境の中を生きる若者2人を描いた、映画『愛されなくても別に』とリンクするような1曲となっている。
宮田陽彩は、“クソ”のような大学生活を送っていた。大学に通い、それ以外の時間のほとんどを浪費家の母に変わっての家事とコンビニでのアルバイトに費やし、その中から学費と母と2人暮らしの家計8万を収める日々。遊ぶ時間も、金もない。何かに期待して生きてきたことがない。親にも、友人にも……。
いつものように早朝にバイトを終えた宮田は、母のために朝ご飯を作り、家事をした後に大学に登校していた。そこで大学の同級生であり、バイト先の同僚でもある 江永雅のひょんな噂を耳にする。「江永さんの父さんって殺人犯なんだって」他の誰かと普通の関係を築けないと思っていたふたり。ふたりの出会いが人生を変えていく——。
【作品詳細】
映画『愛されなくても別に』
公開日:2025年7月4日(金)
監督:井樫彩
脚本:井樫彩、イ・ナウォン
出演:南沙良、馬場ふみか、本田望結、基俊介、伊島空、池津祥子、河井青葉
原作:武⽥綾乃「愛されなくても別に」(講談社⽂庫)
配給:カルチュア・パブリッシャーズ