特別展「東郷青児 美の変奏曲」が、兵庫の神戸市立小磯記念美術館にて、2024年10月5日(土)から12月15日(日)まで開催される。
東郷青児(とうごう せいじ)は、日本最初期の前衛絵画《パラソルさせる女》を大正5年(1916年)に発表するなど、第二次世界大戦前より前衛的な作風を展開した洋画家だ。
明治30年(1897年)に生まれた東郷は、東京を拠点に、新しい表現を追求した美術団体「二科会」で活動。19歳の時に手がけた《パラソルさせる女》では、二科展への初出品にして二科賞を受賞している。24歳からは7年にわたってフランスに滞在し、帰国後にもの憂げな雰囲気を湛えたモダンな女性像を確立。第二次世界大戦後にはいち早く二科会を再建して同会を牽引するも、昭和53年(1978年)にこの世を去った。
特別展「東郷青児 美の変奏曲」では、東京のSOMPO美術館が収蔵する東郷の作品より、油彩画、素描、彫刻など約70点と資料を紹介。《パラソルさせる女》を筆頭に、《望郷》、《黒い手袋》、《夢の花》など、初期から晩年にいたる作品を目にすることができる。
特別展「東郷青児 美の変奏曲」
会期:2024年10月5日(土)~12月15日(日)
会場:神戸市立小磯記念美術館
住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中5-7
開館時間:10:00〜17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日(10月14日(月・祝)、11月4日(月・振)は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
入館料::一般 1,000円(800円)、大学生 500円(250円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※神戸市在住の65歳以上は500円(住所と年齢が証明できるものを要持参)
※障がい者手帳ないしスマートフォンアプリ「ミライロID」などの提示者は無料
【問い合わせ先】
神戸市立小磯記念美術館
TEL:078-857-5880