企画展「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」が、静岡・クレマチスの丘のベルナール・ビュフェ美術館にて、2024年4月6日(土)から11月24日(日)まで開催される。

ビュフェの時代、パリと文化

20世紀後半のフランスを代表する具象画家である、ベルナール・ビュフェ。黒い描線と抑制された色彩を特徴とするその作品は、第二次世界大戦後の不安や虚無を反映するものとして、世界中の人々の人気を博することになった。

1928年生まれのビュフェが注目を集めたのは、1948年。戦後、フランスの人々がナチス占領下の抑圧から解放され、文化を享受し始めた時代である。そんな当時、文化の発信地となったのが、パリ左岸のサン＝ジェルマン＝デ＝プレ。シャンソンやジャズといった音楽、映画、ファッション、思想など、多様な文化が花開いた時期を、ビュフェは生きたのであった。

企画展「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」では、《パリ屏風》や《サン＝ジェルマン＝デ＝プレ》、《サン＝マルタン運河》など、ビュフェが手がけたパリ風景の作品を紹介。また、ビュフェ以前の画家が描いたパリ、当時を代表する文化人のポートレート、そして当時の映画ポスターなどもあわせて展示し、ビュフェが生きた時代の文化に光をあててゆく。

展覧会概要

企画展「ビュフェのパリ カフェと映画と音楽と」
会期：2024年4月6日(土)〜11月24日(日)
会場：ベルナール・ビュフェ美術館
住所：静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
開館時間：3月〜10月 10:00～17:00 / 11月〜2月 10:00～16:30
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日：水・木曜日(祝休日の場合は開館、金曜日に休館)
※開館情報については、美術館公式サイトにて確認のこと
入館料：大人 1,500円(1,400円)、高校・大学生 750円(640円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金

■同時期開催
・開館50周年記念展「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」
会期：2023年11月25日(土)〜2024年11月24日(日)

【問い合わせ先】
ベルナール・ビュフェ美術館
TEL：055-986-1300