静岡・クレマチスの丘のベルナール・ビュフェ美術館では、開館50周年記念展「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」を、2023年11月25日(土)から2024年11月24日(日)まで開催する。

ベルナール・ビュフェ、その偉才を再考

20世紀後半のフランスを代表する具象画家、ベルナール・ビュフェ。1940年代後半、黒い輪郭線とモノトーンに近い色遣いによる作風を確立したビュフェは、戦後の荒廃した状況を反映するものとして注目を集め、1950年代末にはその人気と名声がピークに達することになる。

1960年代になると、ビュフェに対する評価は一変。抽象絵画が主流となるなか、具象絵画を手がけ続けていたことや、通俗的な題材を描いていたことが非難され、パリの美術界から排除されていった。しかし、1980年代には、ビュフェにあらためて光があてられるようになり、2016年には全生涯にわたる回顧展がパリで開催されることとなった。

展覧会「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」では、1940年代から1990年代の最晩年にいたるビュフェの作品を紹介。《ニューヨーク：マンハッタン》や 《ドン・キホーテ、鳥と洞穴》、《死16》など、約70点の作品を通して、ビュフェの偉才を再考する。

展覧会概要

開館50周年記念展「ベルナール・ビュフェ 偉才の行方」
会期：2023年11月25日(土)〜2024年11月24日(日)
会場：ベルナール・ビュフェ美術館
住所：静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57
開館時間：11月〜2月 10:00～16:30 / 3月〜10月 10:00～17:00
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日：水・木曜日(祝休日の場合は開館、金曜日に休館)、12月25日(月)〜1月1日(月・祝)
※1月2日(火)〜4日(木)は特別開館
※大型連休時などの開館情報については、美術館公式サイトにて確認のこと
入館料：大人 1,500円(1,400円)、高校・大学生 750円(640円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金

【問い合わせ先】
ベルナール・ビュフェ美術館
TEL：055-986-1300