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“いけばな草月流の創設者”勅使河原蒼風の個展が六本木で、屏風に描かれた書&“富士山”の絵画などを展示

勅使河原蒼風(てしがはら そうふう)の個展が、東京・六本木のタカ・イシイギャラリーにて、2024年2月10日(土)から3月16日(土)まで開催される。

勅使河原蒼風の平面作品を中心に紹介

勅使河原蒼風 《曼陀羅》 1978年
六曲一隻屏風 墨、絹 175.5×369.8×1.8cm
© Sogetsu Foundation / Courtesy of Sogetsu Foundation and Taka Ishii Gallery / 撮影: 髙橋健治
勅使河原蒼風 《曼陀羅》 1978年
六曲一隻屏風 墨、絹 175.5×369.8×1.8cm
© Sogetsu Foundation / Courtesy of Sogetsu Foundation and Taka Ishii Gallery / 撮影: 髙橋健治

勅使河原蒼風は、いけばな草月流の創設者であるとともに、同時代の美術動向と交流しつつ活動した造形作家だ。1900年に生まれた勅使河原は、従来の形式主義的ないけばなに疑問を持ち、27年に草月流を創流。戦後は「前衛いけばな運動」を主導するばかりでなく、彫刻、絵画、書、コラージュ作品などを幅広く手がけている。

勅使河原は、いけばなを構成する3つの要素として、線、色、塊を挙げている。なかでも線を重視した勅使河原は、不要な枝を切り、曲げ、留めるなど、花の美しさに頼ることなく積極的に造形することを試みた。勅使河原が数多くの書の作品を手がけたのは、ともに線から構成されるいけばなと書に類似性を認めていたためだといえよう。

また、60年代初頭より、勅使河原は富士山を主題とした屏風や油彩画、水彩画を数多く制作している。日の出前から日中、夜まで、表情を変えてやまない富士山の姿を、多様な色彩と柔らかな線、デッサンのように素早い筆致で描きだしたのだった。

タカ・イシイギャラリーでの2回目の個展となる本展では、《曼陀羅》をはじめとする屏風に描かれた書、富士山を主題とした絵画など、平面作品を中心に勅使河原の作品12点を展示する。

展覧会概要

展覧会「勅使河原蒼風」
会期:2024年2月10日(土)〜3月16日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー
住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F
開場時間:12:00〜19:00
休場日:日・月曜日、祝祭日
観覧料:無料

【問い合わせ先】
タカ・イシイギャラリー
TEL:03-6434-7010

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“いけばな草月流の創設者”勅使河原蒼風の個展が六本木で、屏風に描かれた書&“富士山”の絵画などを展示|写真1

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“いけばな草月流の創設者”勅使河原蒼風の個展が六本木で、屏風に描かれた書&“富士山”の絵画などを展示|写真1

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