東京都現代美術館では、コレクション展「MOTコレクション 被膜虚実／特集展示 横尾忠則─水のように／生誕100年 サム・フランシス」を、2023年7月15日(土)から11月5日(日)まで開催する。

東京都現代美術館の収蔵作品を紹介

東京都現代美術館が収蔵する、戦後美術を中心とした作品を紹介している「MOTコレクション」。今期は、「被膜虚実」「特集展示 横尾忠則─水のように」「生誕100年 サム・フランシス」のテーマのもとで展示を行う。

「被膜虚実」

1階では、前会期の「被膜虚実」を、一部作品の展示替えを行いつつ継続。1980年代以降の絵画、立体、写真、映像、インスタレーションを時系列順にたどりつつ、これらの作品に見られる身体観の変化と生への眼差しを紹介する。

会場では、2015年に急逝した三上晴子が90年代初頭に手がけた作品群を一挙公開。これらを起点に、石原友明、ホンマタカシ、名和晃平、百瀬文、潘逸舟などの作品を展示する。

「特集展示 横尾忠則─水のように」

一方、3階の「特集展示 横尾忠則─水のように」では、2021年に東京都現代美術館で開催された個展を機に収蔵された作品を中心に、横尾忠則の絵画とグラフィック作品約70点を紹介。《霊妙な得》や《暗夜行路 赤い闇から》、《シン・香港ナイト》など、1960年代から近作に至る作品を展示し、「水」の表現に着目しつつたどってゆく。

「生誕100年 サム・フランシス」

また、同じく3階の「生誕100年 サム・フランシス」では、サム・フランシスの大きな絵画シリーズを展示する。

展覧会概要

MOTコレクション 被膜虚実／特集展示 横尾忠則─水のように／生誕100年 サム・フランシス
会期：2023年7月15日(土)〜11月5日(日)
会場：東京都現代美術館 コレクション展示室
住所：東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
開館時間：10:00〜18:00(展示室入場は閉館30分前まで)
休館日：月曜日(7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館)、7月18日(火)、9月19日(火)、10月10日(火)
観覧料：一般 500円、大学生・専門学校生 400円、高校生・65歳以上 250円、中学生以下 無料
※企画展のチケットでも観覧可

■出品予定作家
石原友明、伊庭靖子、梅沢和木、小沢剛、開発好明、加藤美佳、金氏徹平、千葉正也、名和晃平、潘逸舟、平川典俊、方力鈞、福田美蘭、ホンマタカシ、三上晴子、村瀬恭子、百瀬文、横尾忠則、トーマス・デマンド、サム・フランシス、デイヴィッド・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、トム・ウェッセルマン ほか

■同時開催
・企画展「デイヴィッド・ホックニー展」
・企画展「あ、共感とかじゃなくて。」

【問い合わせ先】
TEL：050-5541-8600(ハローダイヤル)