1973年「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」を創業。
アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)は、アメリカのファッションブランド。デイパック、ダッフルバックから、ラゲージ、カジュアルウェア、レイングッズ、サングラス、自転車、時計、タオルなど多岐に亘る商品を展開している。
アウトドアブランドならではの機能性だけでなく、ミニマル(シンプル)なデザインにファッション性をプラスしたデイリーウェアやバッグ、アクセサリーなどが人気。中でも1970年代半ばに考案された"452U"というモデルはデイパックの代名詞。452Uは、耐摩耗性に優れたコーデュラナイロン生地を使った丈夫で軽量な素材、また日常での使いやすさから大学生の定番バッグになった。
ロサンゼルスのダウンタウンで、スポーツ用品総合ショッピングセンターを経営する企業家だったアルトシュール兄弟が、1973年に「アウトドアプロダクツ」を創業。当初は父が経営する百貨店の一角からスタートした。
アルトシュール兄弟は、より良いものを、より多くの人に届けうることに確信を持ち、この理念のもと、メーカーとしての起業を志す。そして、当時成長過程にあった、キャンプ用品の周辺グッズのジャンルが、彼らにとってもっとも相応しいということに着目した。
1970年代半ばにはアウトドアプロダクツのシグネチャーともいえる「452U」の原型になるバッグを考案。スポーツ用品店が備えるべき新たなラインナップとして歓迎された。
洗練されたデザインの中に、使い心地の良さと耐久性を併せ持ち、さらに工程上の無駄を極限まで排除することでバリュープライスを実現したダッフルバッグ、バックパックを製造し高い評価を受ける。
1980年代に入ると、大学での展開をはじめ全米規模に展開を広げてていった。デイパックの定番ブランドとしての地位を確立。
1986年、社名をアウトドア・レクリエーション・グループに変更し、アウトドアプロダクツの名称は、フラッグシップブランドへと役割を移行。またこの他に、ハンティング、スキー、スノーボードなど、アウトドアスポーツそれぞれに特化したブランドを用意し、アウトドアライフスタイルを多角的にサポートする企業へと成長していく。
また80年代から90年代にかけては、カラーバリエーションも豊富になりアメリカ以外の国々でも普及していった。
現在、アウトドアプロダクツは60カ国以上の国で展開している。