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文学とともに生きる女性翻訳家の、数奇な84年間 - 映画「ドストエフスキーと愛に生きる」公開

名翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤーの半生を追ったドキュメンタリー映画「ドストエフスキーと愛に生きる」が、2014年2月22日(土)より渋谷アップリンクとシネマート六本木にて公開される。本作では、彼女が織り成す深く静かな翻訳の世界と、紡がれる美しい言葉たち、そして翻訳家として生きる彼女の静かな日常が、過去の記憶とともに描かれている。

『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『悪霊』『未成年』『白痴』。これらはすべて、言わずと知れたロシア文学の巨匠・ドストエフスキーの長編作品。スヴェトラーナはこの5冊を“五頭の象”と呼び、生涯をかけてドイツ語に訳した。

彼女はこう語っている。「翻訳というのは言葉を右から左へ移し替える尺取虫だけじゃダメよ、原文に寄り添い、一度すべてを自分の中に取り込む、つまり心で読み込まなきゃならないの」。

文学とともに生きる女性翻訳家の、数奇な84年間 - 映画「ドストエフスキーと愛に生きる」公開 | 写真

1923年ウクライナ・キエフで生まれ、スターリン政権下で少女時代を過ごし、ナチス占領下でドイツ軍の通訳者として激動の時代を生き抜いたスヴェトラーナ。そんな彼女がなぜドストエフスキーを翻訳したのだろうか。一人の女性が歩んだ数奇な人生が、半身不随の重傷を負った息子との関わり合いの物語の中で、ゆっくりと浮かび上がる。

また東京国際文芸フェスティバルとのタイアップにより、2014年3月2日(日)、翻訳家の岸本佐知子によるトークショーの開催が決定。翻訳家の立場から、翻訳の魅力や難しさについて作品を通して考えてゆく。

【作品情報】
ドストエフスキーと愛に生きる
出演:スヴェトラーナ・ガイヤー、アンナ・ゲッテ、ハンナ・ハーゲン、ユルゲン・クロット
監督・脚本:ヴァディム・イェンドレイコ
撮影:ニールス・ボルブリンカー、ステファン・クティー
録音:パトリック・ベッカー
編集:ギーゼラ・カストロナリ・イェンシュ
製作:ミラ・フィルム
作品時間:93分
製作国:スイス、ドイツ
2014年2月22日(土)より、渋谷アップリンクとシネマート六本木でロードショー。

Photos(8枚)

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