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――完成したアニメでは本当に“隣の人と会話している”ナチュラルさがありました。小戸川と白川のアニメでのやりとりはクスっと笑えるシーンも多かったですが、その他のキャラクター同士の掛け合いもユーモアに溢れていました。

花江:韻を踏みながらラップで話すヤノは新しい発想すぎて、最初はよく分からなかったですけどね(笑)。

――ラップで会話するキャラクターなんて見たことないですもんね(笑)。

花江:聞きなじみがなさ過ぎて、初めて聞いたときは会話の内容があまり入ってこなかったんですよ (笑)。でもいつの間にかラップでの会話が普通になってきて、不思議な感じでした。

飯田:私もラップは印象的でした。台本を見たときに「これはどういう風にできあがるのかな?」と思っていましたし、正直言うと「大丈夫なのかな、このアニメ…」とちょっと不安に思うところもありました (笑)。

完成したのを見てびっくりしました。TVアニメ版の中で、興奮したヤノがラップで喋らなくなるところがあるのですが、「そんな感情表現もあるのか!」と感心しました。

声だけでバーチャルな世界を体験できるのは声優の醍醐味

飯田里穂, 花江夏樹 インタビュー|写真2

――これまでにない役に出会えた作品だったと思います。おふたりが考えられている声優の魅力とは何でしょうか。

花江:僕の人生で体験できないことをバーチャルに体験できるのは、声優としての醍醐味だと思っています。いくつになっても少年役ができたり、自分とかけ離れた生き方をした役ができますから。

飯田:私も花江さんと一緒で、声の色だけでいろんな役になれることですね。それこそ人間ではないキャラクターにもなれますからね。

演じるキャラクターが生きている世界を妄想するのも楽しいです。自分が生きている中で絶対にありえないような物語や世界を体験でき、その世界を妄想できるのが声優の魅力だと思います。

飯田里穂, 花江夏樹 インタビュー|写真5

――最後に『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』を楽しみにされているファンの方にメッセージをお願いします。

花江:『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』ではアニメ版とは違う角度から話を見れるので、知ってる人は「あの時、あのキャラクターは何を考えていたんだろう?」と、新しい一面を見ることができると思いますし、より理解度が高まるはずです。

もうすでにアニメ版を見られている方は、映画をもっと楽しむために(公式YouTubeで公開されている)オーディオドラマを見た上で映画に挑戦していただきたいですね。アニメだけだと繋がらない部分も、すべて繋がるようになると思います。

飯田:最近、アニメ作品は映画化まで最初に決まっている作品も多々ある中、見てくださっている方の声、周りの力で映画化に至った作品ですし、『オッドタクシー』がもつ力を実感しています。

初めて見る方も、もうすでにアニメでしっかり考察した方も新しい発見ができる映画になっていると思います。そして、エンディングは絶対に最後まで!エンドロールは席を立たずに見た方がいいと風の噂で聞きました(笑) 。

プロフィール

・花江夏樹
1991年6月26日、神奈川県生まれ。2011年に声優デビュー。声の出演作は、「鬼滅の刃」(竈門炭治郎役)、「東京喰種トーキョーグール」シリーズ(金木研役・佐々木琲世役)、アニメ「四月は君の嘘」(有馬公生役)、「進撃の巨人」(ファルコ役)、「東京リベンジャーズ」(九井一役)など多数。

・飯田里穂
10月26日、埼玉県生まれ。2002年 NHK「天才てれびくん」で、てれび戦士として4年間レギュラーを務めた。2010年メディアミックス作品『ラブライブ!』(星空凛)で声優デビュー。μ'sとしてNHK第66回「紅白歌合戦」に出場。アーティスト活動としては、3rdシングル『青い炎シンドローム』(TVアニメ『デジモンユニバース アプリモンスターズ』エンディングテーマ)など。

『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』ストーリー

『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』ストーリー

偏屈で無口な変わり者<小戶川>。個人タクシーの運転手として街を流しながら、なるべく他人と関わらないように、平凡な日々を過ごしていた。ところが、ある日思い掛けず『練馬区女子高生失踪事件』に巻き込まれてしまう。事件には、億を超える巨額の金、目的不明の半グレ集団、売り出し中のアイドル、カリスマ化されていく大学生など、様々な事物が絡み、混沌としていく。それでも、ある計画の実行をきっかけに、事態は一気に収束。一連の出来事は、多くの悲しみや不条理をはらみながら、いったんの結末を見た。

――かに思われた。関わっていた人々は、口々に証言する。“あの時一体何が起きていた”のかを。それらを繋ぎ合わせることで浮かび上がってくる、事件の新たな輪郭。一人のタクシードライバーの “人生を一変させるような出来事”がカタチを変え、運命の⻭車は再び揺さぶられていく。

作品詳細

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ
公開日:2022年4月1日(金)
企画・原作:P.I.C.S.
脚本:此元和津也
監督:木下麦
副監督:新田典生
キャラクターデザイン:木下麦・中山裕美
美術監督:加藤賢司
色彩設計:大関たつ枝
撮影監督:天田雅 
編集:後田良樹
音響監督:吉田光平
音響制作:ポニーキャニオンエンタープライズ
音楽:PUNPEE VaVa OMSB
音楽制作:ポニーキャニオン
音楽制作協力:SUMMIT, Inc.
アニメーション制作:P.I.C.S. × OLM
配給:アスミック・エース 製作:映画小戸川交通パートナーズ
出演:花江夏樹、飯田里穂、木村良平、山口勝平、三森すずこ、小泉萌香、村上まなつ、昴生(ミキ)、亜生(ミキ)、ユースケ(ダイアン)、津田篤宏(ダイアン) 、たかし(トレンディエンジェル)、村上知子(森三中)、浜田賢二、酒井広大、斉藤壮馬、古川慎、堀井茶渡、汐宮あまね、神楽千歌、虎島貴明、METEOR

©P.I.C.S. / 映画小戸川交通パートナーズ

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