企画展「開館70周年記念 空間の中のフォルム ─ アルベルト・ジャコメッティから桑山忠明まで」が、神奈川県立近代美術館 葉山にて、2021年4月24日(土)から9月5日(日)まで開催される。
現代の彫刻家は、空間の中のさまざまなフォルムを追求してきた。企画展「開館70周年記念 空間の中のフォルム ─ アルベルト・ジャコメッティから桑山忠明まで」では、1951年の開館以来、神奈川県立近代美術館が収集してきた彫刻・立体作品80点超を通して、空間とフォルムの豊かな対話を紹介する。
会場では、アルベルト・ジャコメッティの《裸婦小立像》や、桑山忠明のインスタ レーション《無題》、村岡三郎《タラップ(いろはにほ...)》、そして山本正道《遺跡の見える風景》など、多彩な彫刻作品を展示する。
なかでも、最上壽之(ひさゆき)の《トントンビョウシ ノ アシビョウシ》は、32年ぶりの公開。大型木彫ならではの迫力にふれられる。
また、新たに収蔵された作品も紹介。ハンガリー出身の彫刻家マルタ・パンは、石や樹脂、金属、コンクリートなどを素材に、野外風景や都市の景観に調和する彫刻を手がけてきた。本展は、桜の集成材を用いた貴重な作品《モニュメント—桜》を収蔵後初めて公開する機会となる。
ほかにも、宮崎進《無題》や小杉武久《Interspersion for Light and Sound 光と音の点在》といった新収蔵作品も公開する。
企画展「開館70周年記念 空間の中のフォルム ─ アルベルト・ジャコメッティから桑山忠明まで」
会期:2021年4月24日(土)〜9月5日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 展示室2〜4
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月3日(月・祝)、8月9日(月・振替休日)は開館)
観覧料:一般 800円、20歳未満・学生 650円、65歳以上 400円、高校生 100円
※中学生以下、障害者手帳等などの所持者(介助者原則1名含む)は無料
※本展の観覧券で、同日に限りコレクション展「若林 奮 新収蔵作品」を観覧可
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:5月2日(日)、6月6日(日)、7月4日(日)、8月1日(日)、9月5日(日))は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金(65歳以上のぞく)で観覧可
※その他の割引に関しては問い合わせのこと
※内容は変更となる場合あり(最新情報と来館に際しての注意については、美術館ウェブサイトにて確認)
■同時開催
コレクション展「若林 奮 新収蔵作品」
会期:2021年4月24日(土)〜9月5日(日)
【問い合わせ先】
神奈川県立近代美術館 葉山
TEL:046-875-2800 (代表)