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映画『パンク侍、斬られて候』綾野剛主演&宮藤官九郎脚本で、町田康の時代小説を映画化

綾野剛主演、宮藤官九郎脚本による映画『パンク侍、斬られて候』が、2018年6月30日(土)より全国ロードショー。

町田康による風刺たっぷりの時代小説が映画化

『パンク侍、斬られて候』場面カット|写真1

原作は、芥川賞作家、町田康による諧謔と風刺たっぷりの同名小説。2004年に発表されて以降、今なお色褪せない作品だ。

何よりも主人公の掛十之進(かけ じゅうのしん)が、自らが蒔いた種よって生まれる大惨事に七転八倒する、驚きに満ちたストーリー展開が魅力。江戸時代が舞台でありながらも、それを感じさせない現代風の滑稽な会話が繰り広げられ、特異なキャラクターたちが続々と登場する。

宮藤官九郎が破天荒な原作を脚色

『パンク侍、斬られて候』場面カット|写真2

脚本は宮藤官九郎が務める。ユニークな登場人物による軽快な掛け合いや巧妙な駆け引きを得意とし、観る者をどっぷりと物語の世界へと引き込む工藤が、これまで手掛けた『舞妓Haaaan!!!』、『謝罪の王様』、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』などとはまた異なる境地へ。今回は、多くの熱狂的なファンを持つ破天荒な原作を映画版に脚色する。

そして、監督は『エンジェル・ダスト』でバーミンガム映画祭グランプリ、『ユメノ銀河』でオスロ映画祭グランプリを受賞した鬼才、石井岳龍。さらに、特撮監督には『シン・ゴジラ』の尾上克郎、美術に『クローズZERO』シリーズと『十三人の刺客』の林田裕至、キャラクター・デザイン/衣装デザインには『信長協奏曲』や『銀魂』を手掛けた澤田石和寛ら、日本映画のトップランナーが揃う。

なお、カメラマンであり映画監督でもある紀里谷和明が綾野剛演じる主人公・掛十之進を撮り下ろしたイメージビジュアルも公開されている。

主人公は“テキトーなプータロー侍”!?綾野剛が主演に

“超人的剣客”にして“テキトーなプータロー侍”、主人公の掛十之進を演じるのは、綾野剛だ。映画『新宿スワン』、『日本で一番悪い奴ら』、『怒り』、『亜人』など数々の役を演じてきた綾野だが、今回は喜怒哀楽と活劇が入り混じる難役。本作を通して、今までのどのキャラクターとも違う、“新たな綾野剛”に出会えそうだ。

北川景子や東出昌大といった、豪華キャストも出演

『パンク侍、斬られて候』場面カット|写真3

主演 綾野剛を取り囲む共演者には、北川景子や東出昌大、染谷将太、浅野忠信、豊川悦司といった、豪華な顔ぶれが揃う。

猿を抱いた謎の女性、ろん役を演じる北川景子は、「パンク侍は私のことかもしれません。最後まで見ていただければわかります。」と意味深なコメントを残し、豊川悦司は、「町田康さんの原作を宮藤官九郎さんがアレンジする。言葉のマジシャン×2が繰り広げる世界を石井監督がどう料理するのかにとても興味が沸くと同時に、かなりのリスクを背負った野心作で、自分の中に燃えるものがありました。」と、作品に対する情熱を明かしている。

日本の名優・永瀬正敏は、"猿の将軍"に⁈

『パンク侍、斬られて候』場面カット|写真5

映画の鍵を握る重要キャラクター"将軍の恰好をした猿"大臼延珍(デウス ノブウズ)役を演じるのは、これまで100本近くの映画出演経験のある日本の名優・永瀬正敏。石井岳龍監督の作品に4度目の出演となる永瀬正敏は、本作において監督直々に大臼延珍役のオファーを受けたという。

石井監督は、「(大臼役をやるなら)彼しかいない。圧倒的な存在感と演技力で作品の世界観の背骨となる。」と、永瀬正敏に大きな信頼と期待を込めたコメントを残している。

主題歌に伝説の英バンド セックス・ピストルズ

©ユニバーサル ミュージック
セックス・ピストルズ「勝手にしやがれ!!」発売中(ユニバーサル ミュージック)
©ユニバーサル ミュージック
セックス・ピストルズ「勝手にしやがれ!!」発売中(ユニバーサル ミュージック)

『パンク侍、斬られて候』の主題歌に起用されたのは、パンク・ロックを代表するイギリスの伝説的バンド セックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・U.K.」。これまでも同バンドの楽曲は幾度となく映像に使用されてきたが、邦画の主題歌に公式に使用されるのは初となる出来事だ。1970年代に発表された「アナーキー・イン・ザ・U.K.」は、多くのバンドやミュージシャンに影響を与えたといわれる音楽界でも歴史的な一曲。そんな型破りな主題歌は、作品の世界観をより盛り上げてくれるだろう。

また、エンディングテーマを担当するのは感覚ピエロ。書き下ろしの楽曲「夜のスピード」の、幻想的なサウンドとメロディーがエンドロールを飾る。

公開に先駆け期間限定コラボカフェがオープン

6月30日(土)の公開に先駆け、6月2日(土)から29日(金)までの期間、東京スカイツリータウンにてコラボレーションカフェ「PUNK CAFE」がオープンする。

「パン食う侍」や「ハッタリカレー」、「腹ふりふりポテト」など映画のパンキッシュなイメージを表現した計12種類のドリンクとフードを展開。また、飲食を2品購入する毎に「オリジナルクリアしおり」が1枚もらえるキャンペーンも。

さらに6月2日(土)から13日(水)までの間、綾野剛と北川景子が実際に映画で着用した衣装が展示されるなど、公開直前期間を盛り上げるイベントとなっている。

【作品詳細】

『パンク侍、斬られて候』
公開日:2018年6月30日(土)
主演:綾野剛/脚本:宮藤官九郎/監督:石井岳龍
出演者:北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、國村 隼、豊川悦司、永瀬正敏
原作:町田康「パンク侍、斬られて候」(角川文庫刊)
配給:東映
■PUNK CAFE
開催期間:2018年6月2日(土)~29日(金)
開催場所:東京スカイツリータウン 東京ソラマチ ウエストヤード 4階「テレビ局公式ショップ~ツリービレッジ~」
住所:東京都墨田区押上1丁目1-2
営業時間:10:00~21:00
衣装展示期間:2018年6月2日(土)~13日(水)

©エイベックス通信放送

Photos(9枚)

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