映画『兄を持ち運べるサイズに』が2025年11月28日(金)に公開される。主演は柴咲コウ、監督は『湯を沸かすほどの熱い愛』『浅田家！』の中野量太。

村井理子のノンフィクションエッセイを実写映画化

映画『兄を持ち運べるサイズに』は、作家の村井理子が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」を原作とする実写映画。物語の始まりは、絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報。憎かった兄の突然の死に振り回される妹の理子を中心に、兄の元嫁、兄の子どもたちと、“兄の人生の後始末”のためにてんてこまいになる家族の実話を描く。

柴咲コウ主演、共演にオダギリジョー＆満島ひかり

映画『兄を持ち運べるサイズに』で主人公・理子役を演じるのは『GO』で数々の賞を受賞し、2025年6月に公開される映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』にも出演している柴咲コウ。また、家族を振り回すダメな兄ちゃん役は『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』で脚本・監督・編集・出演を務めるオダギリジョー、兄の元嫁・加奈子役は満島ひかりが演じる。

映画『兄を持ち運べるサイズに』登場人物・キャスト

主人公・理子…柴咲コウ
マイペースで自分勝手な兄に幼いころから振り回されてきた。兄とは絶縁状態だったが、訃報を聞いて東北へと向かう。

理子の兄…オダギリジョー
史上稀にみるダメさで周りの家族を振り回す。

加奈子…満島ひかり
理子の兄と一時は夫婦でありながらも、ある理由で離婚。

満里奈…青山姫乃
兄と加奈子の娘。両親の離婚後は母の加奈子と暮らしている。

良一…味元耀大
兄と加奈子の中学生の息子。最後まで兄と暮らしていた。

監督・脚本は中野量太

映画『兄を持ち運べるサイズに』の監督・脚本を務めるのは中野量太。メガホンをとるのは、前作『浅田家！』以来5年ぶりとなる。『兄を持ち運べるサイズに』については「誰もが人生で経験するであろう身近な話を、リアルかつ、映像でしか表現できない奇想天外な方法で描いています」とコメントを寄せている。なお、メインキャストが“兄を持ち運んでいる”ビジュアルは、『浅田家！』でタッグを組んだ写真家の浅田政志が撮影現場で撮影した写真を使用しているという。

映画『兄を持ち運べるサイズに』あらすじ

理子の元に突然かかってきた警察からの電話。何年も会っていない兄が、死んだという知らせだった。発見したのは、兄と住んでいた息子の良一だという。東北へと向かった理子は、警察署で7年ぶりに兄の元嫁・加奈子とその娘の満里奈と再会する。兄たちが住んでいたゴミ屋敷と化しているアパートを片付けていた3人が見つけたのは、壁に貼られた家族写真。そして、同じように迷惑をかけられたはずの加奈子は、兄の後始末をしながら悪口を言いつづける理子に「もしかしたら、理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかな」と言う。もう一度、家族を想いなおす、4人のてんてこまいな4日間が始まった。

【詳細】
映画『兄を持ち運べるサイズに』
公開日：2025年11月28日(金)
原作：「兄の終い」村井理子(CEメディアハウス刊)
脚本・監督：中野量太
出演：柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大