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「装飾は流転する」展が東京都庭園美術館で開催、リトゥン山縣の花輪ドレスも

東京都庭園美術館にて、展覧会「装飾は流転する」が開催される。会期は2017年11月18日(土)から2018年2月25日(日)まで。

様々な視点で表現される「装飾」

人類とともに常に存在する装飾。儀式や呪術的なタトゥーなど原始的な装飾から始まり、時代や文化とともに絶えず変化し、また新しい装飾が次々に生まれ続けてきた。今回の展示では「装飾」にスポットを当て、年齢も国籍も様々なアーティストが、様々な切り口で「装飾」を表現する。

ヴィム・デルヴォワ《低床トレーラー》2014年、《ダンプカー》2012年
ヴィム・デルヴォワ《低床トレーラー》2014年、《ダンプカー》2012年
©Studio Wim Delvoye, Belgium

ベルギー出身のアーティスト、ヴィム・デルヴォワは、古典的な建築装飾を用いて現存する物に再構築する「ゴシック」シリーズや、消費社会を象徴する挑発的なプロジェクトを手掛けてきた。近年では、ルーヴル美術館やプーシキン美術館で個展を開催するなどの活躍を見せている。今回は、ゴシック建築の装飾で構成されている《低床トレーラー》と《ダンプカー》のスケールモデルや、ゴムタイヤの表面に装飾を施した作品、ゴシック建築の装飾がオウムガイの形に渦を巻くようにゆがめられている《ノーチラス》などを展示する。

リトゥンアフターワーズ・山縣良和の花輪ドレス

山縣良和《collection #04 graduate fashion show -0points-》 2009
美術学校、服飾専門学校において制作時に大量に生み出される「ゴミ」を素材として用いたコレクション。
山縣良和《collection #04 graduate fashion show -0points-》 2009
美術学校、服飾専門学校において制作時に大量に生み出される「ゴミ」を素材として用いたコレクション。
©writtenafterwards

リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)デザイナーの山縣良和も出展。過剰なまでの装飾を用いた造形や、ファッションの意義・起源を踏まえた高次元の服作りの視点が、ファッションだけではなくアートの分野でも注目を集めている。

右:リトゥンアフターワーズ 2017年秋冬コレクションより
右:リトゥンアフターワーズ 2017年秋冬コレクションより

展覧会では、2017年春夏コレクション2017年秋冬コレクション、2018年春夏コレクションにて展開している「Flowers」シリーズを中心に、これまでのコレクションを振り返る。2017年の、花輪を刺繍したドレス「flowers II」は、オバマ大統領が広島の慰霊碑に献花したリースがモチーフとなっている、象徴的なドレスだ。

建築のディテールをシリコンゴムで再現するアート

建築のディテールをシリコンゴムで複製し、家具や彫刻へと変化させるアーティスト、ニンケ・コスター。日本では初紹介となるオランダのアーティストだ。アートとデザイン、時代や様式の境界を軽やかに乗り越え、様々な建築様式をコピーし作品へと昇華させる。作品に触れると、身体感覚で元となる建築空間を体感することができる。

代表作《時のエレメント》は、1800年様式、新古典主義、ゴシック様式、アール・ヌーヴォーと、それぞれ異なる様式で建てられた歴史的建造物の天井や壁の装飾を複製してスツールにした作品だ。展覧会では自由に座って楽しむことができる。

その他、日常や無意識下に埋もれた事象を再考し、顕在化させるプロジェクトを行う山本麻紀子、小さな日用品で大きな建造物を表現するなど、尺度や基準を揺るがす作品を作る髙田安規子・政子、タイの映像・写真作家であるアラヤー・ラートチャムルーンスック、様々な時代や文化圏のモチーフを、ペルシャ絨毯に着想を得たペインティングに取り入れて描き出すコア・ポアも出展。多様な「装飾」の在り方と対面することができそうだ。

リトゥン バイxフラグメント デザインのコラボストールも

リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards) 装飾は流転する|写真5

展覧会に合わせて、リトゥン バイ(written by)×フラグメント デザイン(fragment design)の限定コラボレーションストールを、東京都庭園美術館のミュージアムショップにて予約販売。予約は、2017年11月18日(土)より開始する。ストールは、爽やかなギンガムチェックに料理を乗せた皿が並ぶ、食卓テーブル風プリントが施されている。

また、11月17日(金)には、リトゥンアフターワーズの2018年春夏コレクション「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」を発表するファッションショーを、東京都庭園美術館で開催。このショーには、一般向けの招待枠も設けられる。

詳細

装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法
会期:2017年11月18日(土)~2018年2月25日(日)
会場:東京都庭園美術館
住所:東京都港区白金台5-21-9
ハローダイヤル:03-5777-8600
TEL:03-3443-0201(代表) 10:00-18:00
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
※2017年11月23日(木)~25日(土)の期間は、20時まで開館。
観覧料:一般 1,100(880)円、大学生(専修・各種専門学校含む) 880(700)円、中・高校生・65歳以上 550(440)円
※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。
※小学生以下および都内在住在学の中学生は無料。
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保険福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者一名は無料。
※教育活動として教師が引率する都内の小中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)。
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上無料。
※前売券はイープラスにてオンライン販売。
■関連イベント例
・アーティストトーク 2017年11月18日(土) 13:00~ ※要事前申し込み、10月18日(水)よりウェブ予約受付。
出展アーティストによるショート・プレゼンテーション
・ギャラリートーク 2017年11月25日(土) 18:00~ ※事前申し込み不要。
展覧会担当キュレーターが展覧会を案内。
■リトゥン バイ×フラグメント コラボレーションストール
予約開始:11月18日(土)※ミュージアムショップにて受付
販売場所:東京都庭園美術館ミュージアムショップ NOIR
商品発送:2017年12月初旬頃
価格:27,500円+税
カラー:ブルー、レッド
素材:シルク100%

Photos(6枚)

リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards) 装飾は流転する|写真1 リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards) 装飾は流転する|写真2 リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards) 装飾は流転する|写真3 リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards) 装飾は流転する|写真4 リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards) 装飾は流転する|写真5 リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards) 装飾は流転する|写真6

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