映画『#拡散』成田凌＆沢尻エリカが出演、虚実あふれる情報に翻弄された男の物語

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映画『#拡散』が、2026年2月27日(金)より全国公開される。主演は成田凌、共演に沢尻エリカ。

“嘘と噂は拡がる”虚実あふれる情報に翻弄された男の物語

映画『#拡散』は、とある小さな町を舞台に、虚実あふれる情報に翻弄された男が深い喪失と疑念に苛まれていく物語。主人公の介護士・浅岡信治は、妻・明希をワクチン接種直後に亡くし、医師を責め遺影を掲げて訴え続ける。その姿は、「夫婦愛の象徴」として報じられるも、いつしか反ワクチンの象徴として利用されるようになり、浅岡は孤立と狂気を深めていく。その姿は愛か狂気か、観客に静かに問いを投げかける。

主演に成田凌＆共演に沢尻エリカ

主人公の浅岡信治を演じるのは成田凌。等身大の青年の不器用な愛を体現した『愛がなんだ』や、複雑な愛の葛藤を繊細に演じた『窮鼠はチーズの夢を見る』などで数々の映画賞を受賞した実力派だ。

そんな成田演じる浅岡と同じように、自身も婚約者を医療事故で失った過去を持ち、浅岡の遺影を掲げる姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波を、沢尻エリカが熱演する。

■成田凌コメント
魅力的なスタッフ、共演者。かなりチャレンジングな企画。オファーを受けていいものか、はじめは少し迷う自分もいました。ですが、脚本を読ませていただき、即決。生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います。富山の最高のロケーションのもと、最高のスタッフ、キャストと濃密な時間を過ごすことができました。映画「#拡散」、お楽しみに。

■沢尻エリカコメント
今回は記者役で参加しています。なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います。久しぶりの映像作品で緊張もありましたが、スタッフ・キャストのみなさんに温かく迎えていただき、とても心強かったです。映画『#拡散』、ぜひご期待ください！

白金が原案・編集・監督、港岳彦が脚本

富山県でオールロケを敢行したという本作は、映画『ゴールド・ボーイ』で製作総指揮をとった白金(KING BAI)が自ら企画し監督も務めた。また、脚本は、『僕がこの町で死んだことなんかあの人は知らない』でシナリオ作家協会主催・大伴昌司賞を受賞し脚光を集め、その後も『あゝ、荒野』、『正欲』、『アナログ』、『ぼくが生きてる、ふたつの世界』など数々の作品を世に送り出してきた港岳彦が担当した。

情報があふれる社会において、「何を信じるか」「どう生きるか」を考えるきっかけになってほしいという願いも込め、1つの悲劇を通して人間の優しさと脆さを描き出す。