展覧会「山王美術館のルノワール・コレクション約50点を一挙公開! 生誕185年 ルノワール展」が、大阪の山王美術館にて、2026年3月1日(日)から7月31日(金)まで開催される。
印象派を出発点に、西洋の伝統絵画に学びつつ探求を続けた画家、ピエール=オーギュスト・ルノワール。約60年におよぶ画業のなかで、肖像から風景、静物、家族、裸婦まで、多岐にわたる主題に取り組んだルノワールの作品には、温かく、愛情に満ちた眼差しが満ちている。
展覧会「生誕185年 ルノワール展」では、山王美術館のルノワール・コレクションを一挙公開。印象派時代の女性像から、印象主義の行き詰まりを感じ、古典へと回帰した時代、「自然のなかの裸婦」という伝統的な主題に取り組み始めた南仏時代、そして豊潤な色彩で作品を手がけた晩年まで、初公開11点を含む約50点の作品とともに、ルノワールの画業をたどってゆく。
なかでも《噴水による浴女》は、「自然のなかの裸婦」を探求し続けたルノワールによる、生命感にあふれた裸婦像だ。本展では同作に加えて、これ以降に展開することとなる赤の色調に溢れた裸婦像、《村の入り口》といった風景画、《緑の花瓶のバラ》をはじめとする静物画など、バリエーションに富むルノワール作品の数々を目にすることができる。
展覧会「山王美術館のルノワール・コレクション約50点を一挙公開! 生誕185年 ルノワール展」
会期:2026年3月1日(日)〜7月31日(金)
会場:山王美術館
住所:大阪府大阪市中央区城見2-2-27
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:火・水曜日(4月29日(水・祝)、5月5日(火・祝)・6日(水・祝)は開館)
入館料:一般 1,300円、高校・大学生 800円、中学生以下 500円(保護者同伴にかぎり2名まで無料)
【問い合わせ先】
山王美術館
TEL:06-6942-1117