それでは「ジュラシック」シリーズにおいて、大切にしていることをお聞かせください。
デヴィッド・コープ:僕の中で、いつだってこのシリーズの核にあるのは“生命は必ず道を見つける”ということ。このテーマの何が素晴らしいか、それは恐竜たちが象徴する“自然界の持続性”に文字通り当てはまるばかりか、登場人物たちの人生や体験にも当てはまります。
私は、シリーズにおいて必ず従うべき9つのルールを作りました。これは企業秘密なので、どこかに厳重に保管されており、表に出せないのですが、さわりだけ話しますと、可能な限り科学的な説明力を持つべき、過去作とのつながりを持つこと、愉快であるという類のものです。
どのように盛り込んだのでしょう?今作での新しい試みもあれば、ぜひ教えてください。
デヴィット・コープ:事実をリサーチして気づいたのは、”恐竜には、生存期間が異常に長かった大恐竜がいて、心疾患の発症率が極めて低かったという点”。人類にとって最大の死因は心疾患ですし、“生命は必ず道を見つける”というテーマにもピタリとマッチしませんか?
そこから、巨大製薬会社が恐竜のDNAを採取して薬剤を作るという案に行き着きました。そして、海洋アドベンチャーを盛り込み、話を広げていきました。これは自然界の美しさをありのままに捉える新手法になると感じましたね。
ずばり『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の出来栄えは?
ギャレス・エドワーズ:スティーブンが作り上げた『ジュラシック・パーク』を‟超えられる“なんて考えたことはありませんが、僕の映画はほとんど自分なりの『ジュラシック・パーク』を作ろうとしている試みですよ。
まぶしいタイの撮影現場で、映画館を想像してダイナミックな映像が撮影できるように日々臨みました。あの名作にふさわしい後日譚を撮れたと信じています。
【作品詳細】
映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
公開日:2025年8月8日(金)
製作:フランク・マーシャル、 パトリック・クローリー
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、デニス・L・スチュワート、ジム・スペンサー
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:デヴィッド・コープ、 マイケル・クライトン
出演:スカーレット・ヨハンソン、マハーシャラ・アリ、ジョナサン・ベイリー、ルパート・フレンド、 マヌエル・ガルシア=ルルフォ、ルナ・ブレイズ、デヴィッド・ヤーコノ、オードリナ・ミランダ、 フィリッピーヌ・ヴェルジュ、 ベシル・シルヴァン、 エド・スクライン
<日本語吹替版>
出演:松本若菜、岩田剛典、吉川愛、楠大典、小野大輔、高山みなみ、大西健晴、玉木雅士、三上哲、水瀬いのり、小林千晃
原題:Jurassic World Rebirth
配給:東宝東和
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