A24の映画『テレビの中に入りたい』若者たちの“自分探し”メランコリック・スリラー

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A24製作の映画『テレビの中に入りたい』が、2025年9月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。

若者の“自分探し”メランコリック・スリラー

A24の新作映画『テレビの中に⼊りたい』は、1990年代のアメリカ郊外を舞台に、アイデンティティにもがく若者たちの“自分探し”を描いたメランコリック・スリラー。物語の鍵を握るのは、謎めいた深夜のテレビ番組「ピンク・オペーク」だ。

映画『テレビの中に入りたい』あらすじ

ティーンエージャーのオーウェンにとって、「ピンク・オペーク」は⽣きづらい現実世界を忘れさせてくれる唯⼀の居場所だ。同じくこの番組に夢中になっていたマディとともに、2⼈は次第に番組の登場⼈物と⾃分たちを重ねるようになっていく。しかしある日マディは去り、オーウェンは1人残されてしまう。自分はいったい何者なのか？知りたい気持ちとそれを知ることの怖さとのはざまで、身動きができないまま、時間だけが過ぎていく……。

劇中の番組「ピンク・オペーク」とは

「ピンク・オペーク」は、2⼈の少⼥・イザベルとタラが、敵のミスター・憂鬱(メランコリー)が派遣する怪物たちと毎週戦うヒーローもの。⽉の男、ミスター・憂鬱(メランコリー)は現実の⽀配を⽬論み、”真夜中の国“という監獄を作ってイザベルとタラを閉じ込めようとする。そのダークかつポップな世界観で、文字通り憂鬱を蹴飛ばしてくれるような番組だ。

映画『テレビの中に⼊りたい』登場人物・キャスト

主人公オーウェン…ジャスティス・スミス
郊外に暮らし、日々をただやり過ごしている青年。毎週⼟曜⽇22時半に放送されている謎めいた深夜のテレビ番組「ピンク・オペーク」にのめり込むように夢中になる。

マディ…ジャック・ヘヴン
クールな⼥の⼦。オーウェンと同じ学校で、2学年上。「ピンク・オペーク」をきっかけにオーウェンと出会う。

ジャスティス・スミス出演

第74回ベルリン国際映画祭パノラマ部⾨正式出品をはじめ、数々の映画祭にて評価され、全⽶では公開1周年を記念したグッズが発売されるなど、若者を中心に人気を集める本作。出演者は、『名探偵ピカチュウ』で知られるジャスティス・スミスのほか、『ダウンサイズ』のジャック・ヘヴン、『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』のヘレナ・ハワード、シンガーソングライターのリンジー・ジョーダンなど、フレッシュな顔ぶれが揃う。