「ポケットモンスター」のキャラクター・ピカチュウを題材にしたゲーム「名探偵ピカチュウ」が実写映画化。映画『名探偵ピカチュウ』として、2019年5月3日(金)に日本先行公開される。
原作の「名探偵ピカチュウ」は、2018年に任天堂がリリースしたニンテンドー3DS用のゲームソフト。主人公のティム・グッドマンが、ライムシティという街を舞台に、相棒のピカチュウと一緒に謎を解きながら、行方不明の父親を探すシネマティックアドベンチャーだ。
実写映画版でも、物語は主人公のティムが父親のハリーを探すためにライムシティを訪れるところからスタート。予告映像には、ゲーム版さながらの口達者なピカチュウとティムの出会いのシーンがコミカルに映し出されている。
同作品に登場するピカチュウは、これまでのポケモンシリーズに登場する愛くるしいキャラクターとは対照的に、人間の言葉を話し、時には憎まれ口を叩き、そしてコーヒーが大好きという、まるで中身はおじさんのような自称“名探偵”。探偵風の帽子を被って感情豊かに言葉を喋る、人間味溢れる性格が魅力だ。
そのほか、フシギダネやリザードン、ゲッコウガ、プリン、バリヤードといった他のポケモンの姿も。バリヤードを相手に尋問風のコミカルなやりとりを繰り広げる、本作におけるピカチュウのキャラクターを象徴するようなシーンも収められている。
ゲーム版ではアニメ『ONE PIECE』のセンゴク役や、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』5シリーズのナレーションなどで知られる声優・大川透が担当していたピカチュウの声を務めるのは、「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズ。ウィットに富んだ「名探偵ピカチュウ」ならではのピカチュウを、ユーモアたっぷりに演じる。
また、主人公のティム役には、Netflixオリジナル作品『ゲットダウン』でブレイクを果たしたジャスティス・スミス。そのほか、日本が世界に誇る俳優・渡辺謙、「デッドプール」シリーズでデッドプールとタッグを組んだタクシー運転手役で知られるカラン・ソーニ、『パラノーマル・アクティビティ4』のキャスリン・ニュートンらが出演する。
メガホンを取ったのは、ロブ・レターマン。また、脚本には、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で監督のジェームズ・ガン、クリス・マッコイと共同脚本を務めたニコール・パールマンが名を連ねる。
日本語吹替えキャストは、主人公・ティム役を竹内涼真、ヒロイン・ルーシー役を飯豊まりえ、渡辺謙演じるヨシダ警部補を渡辺謙本人が担当する。なお、監督のオファーにより、竹内涼真は本編でポケモントレーナー役でカメオ出演している。