映画『THE BIKERIDERS(原題)』が2024年秋に公開。オースティン・バトラーやトム・ハーディらが出演する。

伝説的なモーターサイクルクラブの栄枯衰退を描く

映画『THE BIKERIDERS(原題)』は、1960年代のアメリカを舞台に、バイクを愛する荒くれ者たちが集うモーターサイクルクラブの栄枯盛衰を描いた物語。アメリカの写真家であるダニー・ライアンが、1965〜73年にかけてシカゴのバイカーを撮影した写真集「The Bikeriders」にインスパイアされて製作された。

モーターサイクルクラブ“ヴァンダルズ”の変貌

映画は、伝説的なモーターサイクルクラブ“ヴァンダルズ”について、インタビュー形式で綴られていく。クラブの中心メンバーは、地元の荒くれ者たちを仕切るジョニーや、その側近であり狂気的な⼀⾯を持つベニー。

バイカー集団から発展したモーターサイクルクラブ“ヴァンダルズ”の噂は瞬く間に広がり、やがてクラブ内は治安が悪化、敵対クラブとの抗争も勃発する。バイクを愛するアウトローたちにとって居⼼地がよかったはずの唯⼀の場所が、誰も予想だにしない形へと変貌していく日々が映し出される。

オースティン・バトラー＆トム・ハーディ出演

気性が激しく無⼝なバイク乗りのベニーを演じるのは、主演を務めた映画『エルヴィス』のほか『デューン 砂の惑星 PART2』などに出演するオースティン・バトラー。地元の荒くれ者たちを仕切るジョニーは、『マッドマックス 怒りのデスロード』や『ヴェノム』で知られるトム・ハーディが扮する。

またベニーの妻であり、本作のストーリーテラーを担うキャシーは、『最後の決闘裁判』などに出演するジョディ・カマー。ヴァンダルズのメンバーのひとり、ジプコには名バイプレイヤーのマイケル・シャノン、ヴァンダルズを取材する写真家ダニーには『ウエスト・サイド・ストーリー』のマイク・ファイスト、放浪のバイカー・ソニーには「ウォーキング・デッド」シリーズのノーマン・リーダスが名を連ねている。

ベニー…オースティン・バトラー
気性が激しく無⼝なバイク乗り。群れを嫌い、狂気的な⼀⾯を見せる。ジョニーの側近。

ジョニー…トム・ハーディ
地元の荒くれ者たちを仕切る。モーターサイクルクラブ“ヴァンダルズ”を立ち上げる。

キャシー…ジョディ・カマー
ベニーの妻。

ジプコ…マイケル・シャノン
ヴァンダルズのメンバー。

ダニー…マイク・ファイスト
ヴァンダルズを取材する写真家。

ソニー…ノーマン・リーダス
放浪のバイカー。

なお、映画『THE BIKERIDERS』は、『テイク・シェルター』や『ラビング 愛という名前のふたり』を手掛けたジェフ・ニコルズが監督・脚本を務める。

映画『THE BIKERIDERS(原題)』あらすじ

不良とは無縁の⽣活を送っていたキャシーが、出会いから5週間で結婚を決めた男は、バイク乗りのベニーだった。地元の荒くれ者たちを仕切るジョニーの側近でありながら、群れを嫌い、狂気的な⼀⾯を持つベニーの存在は異彩を放っていた。バイカーが集まるジョニーの⼀味は、やがて“ヴァンダルズ”という名のモーターサイクルクラブへと発展。クラブの噂は瞬く間に広がり、各所に⽀部が⽴ち上がるほど急激な拡⼤を遂げていく。

その結果、クラブ内は治安悪化に陥り、敵対クラブとの抗争が勃発。ジョニーは、⾃分が⽴ち上げたクラブがコントロール不能な状態であることに苦悩していた。⼀⽅、バイクと暴⼒に明け暮れるベニーの危うさにキャシーは不安を抱え、ベニーは⾃分を束縛しようとするキャシーとの将来に葛藤していた。そんななか、暴⾛が⽌まらない“ヴァンダルズ”で最悪の事態が起こってしまう……。

【作品詳細】
映画『THE BIKERIDERS(原題)』
監督・脚本：ジェフ・ニコルズ
出演：オースティン・バトラー、トム・ハーディ、ジョディ・カマー、マイケル・シャノン、マイク・ファイスト、ノーマン・リーダス

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