展覧会「ジブリの立体建造物展」が2018年2月5日(月)まで、あべのハルカス美術館で開催される。
「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」、「天空の城ラピュタ」など数多くのヒット作を生み出し続けているスタジオジブリ。私たちが泣き笑い、ハラハラドキドキした作品中のドラマが起こる場所として、ジブリ作品にはたくさんの印象的な「建造物」が登場してきた。例えば「千と千尋の神隠し」の“油屋”や、「となりのトトロ」の“草壁家”は誰もが忘れられない建物のひとつだろう。「ジブリの立体建造物展」は、そんなジブリ作品に登場する建造物にスポットライトを当てた展覧会だ。
出発点となる「風の谷のナウシカ」から「思い出のマーニー」まで、作品に登場する建造物の背景画やボード、美術設定といった制作資料450点を公開。また代表的な建造物を立体で表現し、その設計の源に触れられる。
映画、特にアニメーション映画は画面に映る全ての世界を描き出さなければならない。言い換えればこれは、理想を映し出せる装置とも言えるだろう。この世界の中で空想された建造物。これはただの「空想」ではなく、現実の世界を深く観察した上で登場人物の生活、時代等の想定、検証を十二分に経てデザインされたものであり、映画の世界観を体現するものだ。「ジブリの立体建造物展」では、誰もが慣れ親しんできたジブリ作品を、そんな建造物たちを切り口に、新たに楽しめる。
【展覧会情報】
「ジブリの立体建造物展」
期間:2017年12月2日(土)~2018年2月5日(月)
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋 1-1-43 あべのハルカス 16階
開館時間:火~金 10:00~20:00、月・土・日・祝 10:00~18:00
※通常の開館時間は上記だが、ジブリの立体建造物展のみ、全日10:00~20:00で開催
※入館は閉館の30分前まで
休館日:12月4日(月)、11日(月)、1月1日(月・祝)
料金:一般 1,500円(1,300円)、大学生・高校生 1,100円(900円)、中学生・小学生 500円(300円)
※( )内は前売り・団体料金。
※団体は15名以上。
※未就学児童は無料。
※障がい者手帳の呈示で、本人と付き添い1名まで当日料金の半額。
【展示構成】
・導入
不思議の町の屋台、ハッタ―帽子店、地球屋
・ゾーン1「2人の監督」
風立ちぬ、かぐや姫の物語、アルプスの少女ハイジ
・ゾーン2「志」
コクリコ坂から、ゲド戦記、借りぐらしのアリエッティ、思い出のマーニー、耳をすませば
・ゾーン3「熱」
三鷹の森ジブリ美術館
・ゾーン4「西洋」
ハウルの動く城、魔女の宅急便、紅の豚
・ゾーン5「混沌」
千と千尋の神隠し
・ゾーン6「見えない手仕事」
・ゾーン7「日本」
となりのトトロ、もののけ姫、平成狸合戦ぽんぽこ、おもひでぽろぽろ、ホーホケキョとなりの山田くん、崖の上のポニョ
・ゾーン8「空想と予感」
OnYourMark、天空の城ラピュタ、風の谷のナウシカ
・プロローグ
宮崎駿 虫眼とアニ眼
【問い合わせ先】
あべのハルカス美術館
TEL:06-4399-9050(10:00~18:00)