展覧会「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展─美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」が、京都市京セラ美術館にて、2024年3月20日(水・祝)から7月7日(日)まで開催される。2024年1月28日(日)までは東京の国立西洋美術館でも開催される巡回展だ。
キュビスムは、20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、のちの芸術の展開に大きな影響を与えた動向だ。遠近法や陰影法による伝統的な空間表現ではなく、幾何学的に平面化された形を用いて画面を構成したキュビスムの試みは、絵画は現実を再現するものだというルネサンス以来の考え方から、画家たちを解放することになった。
東京と京都を巡回する「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展─美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」は、キュビスムを本格的に紹介する、日本では約50年ぶりの展覧会。世界屈指の近現代美術コレクションを擁するパリ・ポンピドゥーセンターの所蔵品を中心に、初来日作品50点以上を含む約130点の作品を展示する。
会場では、キュビスムの創始者であるピカソとブラックをはじめ、ロベール・ドローネーやフェルナン・レジェといった約40人の作家による絵画や彫刻などを紹介。幅4mにおよぶドローネーの大作《パリ市》などを目にすることができる。
展覧会「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」
会期:2024年3月20日(水・祝)~7月7日(日)
会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊・南回廊 1F
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)と5月6日(月・振)は開館)
観覧料:一般 2,100円、高校・⼤学生 1,400円、小・中学生 900 円、未就学児 無料
【問い合わせ先】
京都市京セラ美術館
TEL:075-771-4334