プラダ(PRADA) 青山店では、展覧会「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI ─ パラヴェンティ：田名網 敬一」を、2023年11月3日(木)から2024年1月29日(月)まで開催する。

現代の視覚文化における“屏風”

田名網敬一(たなあみ けいいち)は、1936年東京に生まれ、1960年代より日本を代表するポップアート作家として活動してきたアーティストだ。アメリカのポップアートや、浮世絵をはじめとする日本の挿絵への関心のもと、田名網は、絵画、彫刻、映像、コラージュ、そしてグラフィック小説など、多岐にわたる表現媒体を横断して作品を展開してきた。

展覧会「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI ─ パラヴェンティ：田名網 敬一」において田名網が着目するのが、「屏風」だ。機械が発達する19世紀以前、屏風は何かを見せるものではなく、主に保護する＝遮るために設置されるものであった。見せる／隠すという屏風の両義性は、現在、映像を投影する場としてのスクリーンにも通底している。

会場では、デジタルな映像技術が浸透した現代における、屏風の在りように着目。歌舞伎や紙芝居などで用いられるなど、屏風の歴史的な諸相を参照しつつ、田名網の作品を紹介。室町時代後期の水墨画家、式部輝忠(しきぶ てるただ)が手がけた屏風作品《梅叭々鳥図屏風》を起点に、屏風のように展開するヴィデオインスタレーション《赤い陰影》、屏風状のコラージュ作品《記憶は嘘をつく》、そしてヴィデオマッピングを使用した本型の彫刻《光の旅路》などを展示する。

展覧会概要

展覧会「PARAVENTI: KEIICHI TANAAMI ─ パラヴェンティ：田名網 敬一」
会期：2023年11月3日(木)〜2024年1月29日(月)
会場：プラダ 青山店 5F
住所：東京都港区南青山5-2-6
時間：11:00〜20:00
入場料：無料

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プラダ クライアントサービス
TEL：0120-45-1913