杉咲花主演の映画『市子』が、2023年12月8日(金)より全国公開。予告編、ポスタービジュアルが解禁された。
映画『市子』は、監督を務める戸田彬弘が主宰する、劇団チーズtheater旗揚げ公演作品である人気舞台「川辺市⼦のために」を映画化した作品だ。物語の主人公は、痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ってきた川辺市子。恋人の長谷川義則からプロポーズを受けた翌日に、市子は突然失踪してしまう。長谷川が行方を追い、これまで市子と関わりがあった人々から証言を得ていくと、彼女の底知れない人物像と、切なくも衝撃的な真実が次々と浮かび上がっていく。
壮絶な人生ながら「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子を演じるのは、杉咲花。杉咲は「ものすごくシンパシーを抱いて、脚本を読み終えてすぐ『絶対にやりたい』と思いました」と語っており、意欲的に出演を決めたことがうかがえる。また、市子が3年間一緒に暮らしていた恋人・長谷川役を、若葉竜也が演じる他、森永悠希、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり、倉悠貴 、中田青渚、 石川瑠華、 大浦千佳がキャストに名を連ねる。
劇中には、セーラー服を着た学生時代の市子がどしゃぶりの中、天を仰ぎながら「全部流れてしまえ」と大声で叫ぶ印象的なシーンや、市子が恋人の長谷川からプロポーズを受け涙する姿など、様々な表情の市子が映し出されている。また、市子の失踪に途方に暮れていた長谷川が市子の行方を追っていくうちに、実は彼女が名前や年齢を偽っていた過去が徐々に明らかになっていく。幸せな暮らしを自ら捨ててでも彼女が手に入れたかったものとは何なのか?謎に包まれた、市子の知られざる人生に注目だ。
尚、映画『市子』は第28回釜山国際映画祭コンペティション ジソク部門に正式出品が決定。本映画祭での上映が、『市子』のワールドプレミア上映となる。
川辺市子は、3年間一緒に暮らしてきた恋人の長谷川義則からプロポーズを受けた翌日に、忽然と姿を消す。途⽅に暮れる⻑⾕川の元に訪れたのは、市⼦を探しているという刑事・後藤。後藤は、⻑⾕川の⽬の前に市子の写真を差し出し「この女性は誰なのでしょうか。」と尋ねる。
市子の行方を追って、 昔の友人や幼馴染、高校時代の同級生…と、これまで彼女と関わりがあった人々から証言を得て いく長谷川 は、かつての市子が違う名前を名乗っていたことを知る。 そんな中、長谷川は部屋の中から一枚の写真を発見し、その裏に書かれた住所を訪ねることに。 捜索を続けるうちに長谷川は、彼女が生きてきた壮絶な過去と真実を知ることになる 。
【作品詳細】
映画『市子』
公開日:2023年12月8日(金)
出演:杉咲花、若葉竜也、森永悠希、倉悠貴、中田青渚、石川瑠華、大浦千佳、渡辺大知、宇野祥平、中村ゆり
監督:戸田彬弘
原作:戯曲「川辺市子のために」(戸田彬弘)
脚本:上村奈帆、戸田彬弘
音楽:茂野雅道