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企画展「救いのみほとけ」根津美術館で - “地蔵信仰”の歴史と広がり、仏画や仏像などから紹介

企画展「救いのみほとけ─お地蔵さまの美術─」が、東京の根津美術館にて、2023年7月2日(日)まで開催される。

地蔵菩薩にまつわる美術を紹介

《地蔵菩薩像》 日本・鎌倉時代 14世紀 根津美術館蔵
《地蔵菩薩像》 日本・鎌倉時代 14世紀 根津美術館蔵

地蔵菩薩は、「お地蔵さま」と呼ばれて日本人に広く知られているものの、日本で最初に仏教が興隆した飛鳥時代から奈良時代にかけては、あまり信仰を集めていなかった。しかし、平安時代になると、地蔵は徐々に尊ばれることに。平安時代後期には、人びとを救う救済のほとけとしての信仰が確立し、以後、信仰の発展とともに数々の仏画や仏像が作られることになった。

重要文化財 《地蔵菩薩立像》 日本・平安時代 久安3年(1147年) 根津美術館蔵
重要文化財 《地蔵菩薩立像》 日本・平安時代 久安3年(1147年) 根津美術館蔵

根津美術館は、仏教美術の作品を数多く所蔵しており、なかでも地蔵菩薩にまつわる作品は豊富で、重要文化財や重要美術品に指定されている優品も含まれている。企画展「救いのみほとけ─お地蔵さまの美術─」では、同館のコレクションの仏画や仏像を中心に展示し、日本における地蔵信仰の歴史とその広がりを紹介する。

《地獄十王図(秦広王図)》 日本・室町時代 15世紀 根津美術館蔵
《地獄十王図(秦広王図)》 日本・室町時代 15世紀 根津美術館蔵

たとえば、在銘の地蔵菩薩像としては最古の遺例である《地蔵菩薩立像》(重要文化財)は、平安後期らしい穏和な顔立ちや体躯でつくられている。また、衆生を救済するため白雲に乗って下界へ向かう様子を描いた《地蔵菩薩像》や、地蔵菩薩と十王を1尊ずつ描いた《地獄十王図》のうち「秦広王図」は、初公開となる。

展覧会概要

企画展「救いのみほとけ─お地蔵さまの美術─」
会期:2023年5月27日(土)〜7月2日(日)
会場:根津美術館 展示室1・2
住所:東京都港区南青山6-5-1
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,300円(1,100円)、学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※日時指定予約制(日時指定入館券は、5月23日(火)より美術館ホームページにて販売開始。招待はがきなどを持っている場合も予約のこと)
※当日券(一般 1,400円)も販売(予約優先のため、当日券購入者は入場時に待つ場合あり。また、混雑状況に応じて当日券を販売しない場合あり)
※( )内は障害者手帳の提示者および同伴者1名の料金

【問い合わせ先】
根津美術館
TEL:03-3400-2536(代表)

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